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妻に内緒で貯めた小遣いが、ついに「150万円」に! そろそろ口座に入れようと思いますが「税務署」にバレて税金がかかったりするのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月28日 4時40分

妻に内緒で貯めた小遣いが、ついに「150万円」に! そろそろ口座に入れようと思いますが「税務署」にバレて税金がかかったりするのでしょうか?

小遣いを手元でコツコツ貯めて大きな額になれば、「そろそろ銀行口座に移したほうがいいのでは」と考える人もいるでしょう。特に100万円を超える高額なへそくりを入金する場合に気になるのが「税金がかかるかも」という点です。   結論としては、自分自身で貯めたお金を口座に入れても税金はかかりません。しかし、一定の条件下では税務署から脱税の疑いをかけられる可能性があります。   本記事では、どのような場合に税金がかかるのかや、税務署から疑われたときの対処方法を解説します。

自分で貯めたお金を口座に入れても税金はかからない

一般的に会社員は給与受け取りの段階ですでに所得税などを支払っています。その給料の一部を小遣いとし、手元で貯めたものを自分の口座に入れても、贈与や相続などにも該当せず税金は発生しません。
 
毎月の小遣いから5000円ずつ貯めていったとすると、1年間で6万円、20年間で120万円になります。貯め始めてから25年で150万円になり、それを銀行口座に入れたとしても、それは新たな収入ではなく、単なる資産の移動ということになるからです。
 

税務署から疑われてしまう場合とは

贈与や副業収入で口座にまとまったお金が入金されて無申告の場合には、税務署から脱税を疑われるきっかけになりえます。
 
個人から財産をもらったとき、もらった財産に応じて支払う贈与税がかかることがあります。贈与税には基礎控除が110万円あり、この金額を超えた贈与について贈与税がかかります。
 
また、口座に大きな金額が入金された場合、税務署が「なにかの収入が発生したのでは?」と思う可能性があります。きちんと申告し納税していれば問題ありませんが、大きなお金を動かしたときは要注意だといえるでしょう。
 

税務署から疑われた場合の対処方法

税務署は必要に応じて、銀行口座を調査できます。税務署から税金逃れを疑われた場合、どのように対処すれば良いでしょうか。
 

速やかに指示に従う

税務署からの問い合わせに対しては素直に、また速やかに従うべきです。税務署からは住宅の購入時や相続時に贈与が行われていた場合などに問い合わせがくることがあります。
 
問い合わせを無視し続けた場合は、税務調査が入るかもしれません。そして、税務調査で申告漏れを指摘されると、本来納めるべき税金に加えて加算税が課される可能性があります。
 
まずは指示に従って対応しましょう。結果として税金を払う必要が出てくる可能性はありますが、それは法律に基づき支払うべきものです。
 

入金の経緯を説明できるようにしておく

税務署から文書で通知が来ると、焦ってしまいどうすればよいか分からないこともあるかもしれません。そのため、普段から毎月の小遣い貯金の流れが分かるよう、家計簿やメモを記録しておくと安心です。
 
また、税務調査が行われる際には、当日に聞かれそうなことなどを想定した準備が大切です。
 
しっかりとした記録があれば、通知が来ても焦ることなく、また税務調査の際にも理路整然と話せます。証跡があるため、説得力も増すでしょう。
 

説明が困難なら税理士に相談する

税務署から具体的な問い合わせが来て、自分での説明が困難な場合、税理士に相談する手段もあります。税理士に相談すると、入金の経緯を合理的に説明する方法を提案してくれるでしょう。
 

まとめ

小遣いをコツコツ貯めて150万円に到達したことは素晴らしいことです。また、そのお金を口座に移したとしても税金がかかることはありません。実際に税務署から問い合わせが来る可能性は高くはないかもしれませんが、もし問い合わせが来たら、入金の経緯を明確にし、合理的な説明を心がけましょう。
 

出典

国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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