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「電気カーペットON」+「こたつOFF」はコスパ最強?こたつのみ使用とどちらがお得?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月10日 2時0分

「電気カーペットON」+「こたつOFF」はコスパ最強?こたつのみ使用とどちらがお得?

冬の暖房費は、暖房器具の選び方で大きく変わります。日本の家庭で愛されている「こたつ」と冷たい床を暖かくする「電気カーペット」はどちらがお得に利用できるのか気になるところではないでしょうか。   今回は、こたつと電気カーペットの消費電力と電気代について解説します。省エネにつながる使い方についても解説しますので、電気代の節約にお悩みの方は、ご参考にしてください。

こたつの消費電力と電気代

まずは、こたつの電気代から見ていきましょう。150×90サイズのこたつの電気代は表1の通りです。
 
表1

1日の使用時間 1日当たり 1週間当たり 1ヶ月(30日)当たり
6時間使用 108円 756円 3240円

※Panasonic 家具調コタツ150×90(本格座卓シリーズ) 仕様・スペックを基に筆者作成
 
この電気代試算は、パナソニックDK-R15CD1(消費電力600ワット)の最大消費電力時での計算結果になります。電力単価31円/キロワットアワーで計算しています。1時間の電気代は18.6円(税込み)です。今回は、小数点以下を切り捨て、18円で計算しました。実際の使用では、温度調節機能の働きにより、電気代が安くなる可能性があります。
 

電気カーペットの消費電力と電気代

次に、電気カーペットの電気代を見ていきましょう。
 
表2

1日の使用時間 1日当たり 1週間当たり 1ヶ月(30日)当たり
6時間使用 78円 546円 2340円

※アイリスオーヤマ株式会社「ホットカーペット 3畳 195×235 温度調節無段階 IHC-30-H 商品仕様」を基に筆者作成
 
この電気代試算は、アイリスオーヤマ株式会社のホットカーペット3畳用 IHC-30-H(消費電力424ワット)の最大消費電力時での計算結果になります。電力単価は31円/キロワットアワーです。1時間の電気代は、13.1円です。小数点以下を切り捨て、13円で計算しています。
 
商品によっては、暖房面積を切り替えられたり、室温センサーがついていたりする場合があるため、試算した電気代よりも、安くなる場合があります。
 

こたつと電気カーペットの電気代比較

次に、こたつと電気カーペットの電気代を比較していきましょう。
 
表3

1日当たり 1週間当たり 1ヶ月(30日)当たり
こたつ 108円 756円 3240円
電気カーペット 78円 546円 2340円
差額 30円 210円 900円

※表1と表2を基に筆者作成
 
消費電力の違い(こたつ600ワット、電気カーペット424ワット)により、電気カーペットの方が電気代をおさえられる傾向が見られます。ただし、生活スタイルによって適切な選択は変わってきます。
 
例えば、家族で団らんを楽しみたい方や、食事をしながら暖まりたい方にはこたつがおすすめです。一方、足元が冷えやすい方や、広い範囲を温めたい方には電気カーペットが便利でしょう。
 
また、寒さが厳しい時期はこたつと電気カーペットを組み合わせて使用し、寒さが緩やかな時期は電気カーペット単体で使用することも大切です。気温に応じた使い分けも、冬を快適に過ごすうえで重要なポイントといえるでしょう。
 

こたつと電気カーペットの省エネポイント

ここからは、こたつと電気カーペットの省エネポイントについて解説します。
 

こたつの省エネポイント

こたつは腰から下を中心に温める暖房器具です。上掛けと敷布団を併用することで、年間で約1010円の節約が可能です。
 
また、温度設定を「強」から「中」に下げることで、年間1520円の節約効果が期待できます。上半身の寒さ対策には、カーディガンなどを1枚多く着用することで対応し、ほかの暖房器具と併用する場合は温度設定を低めにすることがおすすめです。
 

電気カーペットの省エネポイント

電気カーペットの省エネポイントは以下の3つです。

●断熱マットの活用
●分割機能の利用
●適切なサイズと温度設定の選択

床に熱が逃げるのを防ぐため、カーペットの下に断熱マットを敷くことで暖房効率が向上します。分割して温める機能がある場合は、人のいない部分は温めないようにすることで、節約効果が期待できるでしょう。
 
さらに、適切なサイズ選びも重要です。3畳用と2畳用を比較すると、3畳用の方が年間約2790円、余分に電気代がかかります。温度設定も重要で、「強」から「中」に下げることで、年間約5770円もの節約になります。
 

電気カーペット単体で使用した方がお得

寒い季節の暖房器具として人気のこたつと、電気カーペットの電気代を比較した結果、電気カーペットの方が経済的であることが分かりました。
 
これはおもに消費電力の違いによるものです。両製品とも温度設定や機能の使い方次第で、さらなる節約が可能です。
 
こたつは布団の使い方と温度設定の工夫で、電気カーペットは断熱マットの活用や分割機能の利用、適切なサイズ選択により省エネ効果を高められます。快適さを保ちながら、使用方法を工夫することで、冬の電気代をおさえられるでしょう。
 

出典

パナソニック株式会社 家具調コタツ150×90(本格座卓シリーズ) 仕様・スペック
公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
アイリスオーヤマ株式会社 ホットカーペット 3畳 195×235 温度調節無段階 IHC-30-H 6時間OFFタイマー グレー
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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