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小学生の娘に「月500円」のお小遣いをあげてるけど、ママ友に「今だと何も買えないよ」と言われた! 最近の「インフレ」も考えると、子どものお小遣いは上げるべきなの?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月13日 4時10分

小学生の娘に「月500円」のお小遣いをあげてるけど、ママ友に「今だと何も買えないよ」と言われた! 最近の「インフレ」も考えると、子どものお小遣いは上げるべきなの?

自分が小学生だった頃、お小遣いはいくらでしたか? 中には「自分は500円だったから」と、子どもにも同じ金額をあげている人もいるのではないでしょうか。   しかし物価の上がり続ける昨今、「500円ではなにも買えない」という意見もあるでしょう。同世代の子を持つママ友からそのように言われると、もっとお小遣いを増やすべきか悩んでしまうかもしれません。   本記事では子どもの適正なお小遣い額はどのくらいなのかと同時に、物価の変化や現代の金銭感覚との違いを考えてみましょう。

現代のお小遣い相場はいくら?

現代の小学生のお小遣い事情は、年齢や学年によって異なります。例えば、金融広報調査委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、小学1・2年生で月平均2213円、小学3・4年生で同1751円、小学5・6年生で2054円となっています。
 
ただ、定期的にお小遣いを渡しているという家庭ばかりではないようです。
 
「お金の使い方調査隊」を運営する株式会社ビズヒットが2023年に実施したアンケートの結果によると、小学生でお小遣い定額制が39.2%、お手伝いをしたときなどに与える報酬制が26.9%、必要なときに渡す都度制が11.7%となっていました。各家庭の事情や教育方針によって金額はまちまちですが、子どもが不自由しない程度の額を意識しているケースが多いことがうかがえます。
 

インフレがもたらす影響と適正な金額とは

近年、インフレによる物価上昇が私たちの生活に大きな影響を与えています。例えば、同じ駄菓子でも、数十年前には10円だったものが現在では20円や30円に値上がりしていることがあります。
 
このような変化は、お小遣いの実質的な価値を下げ、同じ金額では昔ほど多くのものを買えなくなっていることを意味します。つまり、お小遣いの額を見直す際にはインフレ率をある程度考慮する必要があるといえるでしょう。
 
では、お小遣いの金額は、どう決めるのがいいのでしょうか。例えば、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。

●家庭の収入状況: 家計に無理のない範囲で設定する
●子どもの年齢や生活環境: 年齢が上がるにつれて必要な金額も増える
●お小遣いの使い道: 駄菓子や文房具などの小さな買い物だけで、ゲームソフトや高額なおもちゃは別に買ってあげるのかなどを考慮する

このような基準をもとに、家庭ごとに最適な金額を見つけることが重要です。
 

子どもへの金銭教育も忘れずに

お小遣いは単なる金銭のやり取りではなく、子どもにお金の価値を教える絶好の機会でもあります。例えば、貯金の大切さや、予算内でやりくりする計画性を身につけさせることができます。さらに、欲しいものを手に入れるためにお金を貯める経験を通じて、「待つことの価値」や「自分の選択に責任を持つこと」を学ぶことができます。
 
お小遣いの金額や使い道を親子で話し合う時間を設けるのも良い方法です。例えば、「何に使いたいのか」「どのくらいの金額が必要なのか」を子どもに考えさせることで、自分で意思決定する力を養うことができます。
 
また、使い道についてルールを設けることで、無駄遣いや過剰な消費を防ぐと同時に、健全な金銭感覚を育むことができるでしょう。
 

まとめ

お小遣いのことを考える際は、単なる金額設定だけでなく、子どもの成長や家庭の方針に合わせた柔軟な対応が求められます。家庭ごとの状況を踏まえつつ、金銭教育の一環として、お小遣いを活用することが大切です。お金を通じて学ぶことは、将来の自立に向けた大きな一歩となるでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
株式会社ビズヒッツ 子どものお小遣いに関する意識調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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