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“人間関係”が理由で退職を繰り返してしまう夫…仕事が見つかるまで私が稼ごうと思いますが、15万円のパート収入で夫婦二人生活できますか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月14日 6時20分

“人間関係”が理由で退職を繰り返してしまう夫…仕事が見つかるまで私が稼ごうと思いますが、15万円のパート収入で夫婦二人生活できますか?

職場の人間関係で一度は悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。人間関係で退職する人も少なくない中、夫が人間関係を理由に仕事をやめた場合に気になるのは妻のパート収入だけで生活できるのかということです。   そこで本記事では、夫の仕事が見つかるまで妻のパート収入月15万円のみで生活できるのかについて検証します。二人世帯の毎月の平均支出を具体的に見ていきながら、今後を見据えた対策についても解説していきます。

妻のパート収入月15万円だけで夫婦二人で生活できるのか?

総務省統計局の2023年の家計調査(家計収支編)によると、二人世帯の主な支出の平均は次の通りです。


食料:7万2399円
住居:1万9038円
光熱・水道:2万1619円
保健医療:1万5641円
交通・通信:3万6472円
教養娯楽:2万6250円

これらを含めたひと月あたりの消費支出は26万4238円であるため、妻の月15万円のパート収入だけでは生活が厳しいかもしれません。これはあくまで平均額ですが、持ち家でローンを完済している場合などは住宅費はかかりませんので問題ないでしょう。
 
しかし、家賃や住宅ローンを払っている世帯では住居にかかる費用は平均よりも大幅に増える可能性があるため、パート収入月15万円だけではさらに生活が苦しくなることが予想されます。できるだけ自炊をする、格安スマホへ乗り換える、家賃の安い物件へ引っ越しするなどで毎月の支出を抑えられるでしょう。
 
また、仮に毎月15万円のパート収入で生活できたとしても、急な医療費や予備費のねん出が難しくなるかもしれません。収入額により、将来の年金受給額が少なくなるリスクも考慮すべきでしょう。
 

妻も正社員で働くべき? 正社員のメリットとは

夫が安定して働けない場合、妻自身が正社員を目指すことも視野に入れる必要があるかもしれません。正社員になると次のようなメリットがあります。


・収入アップ
・雇用条件や待遇が手厚くなる可能性がある
・仕事の幅が広がりスキルアップできる

パートは一般的に時間給で働くことが多いため、勤務時間により収入が変動します。職種によっては勤務時間の短くなる年末年始などは収入が少なくなる一方で、月給制で働くことの多い正社員は勤務日数が減っても基本的に収入は変動しにくいでしょう。
 
また、長期雇用や社会保険の充実など、正社員は長期的に安心して働ける環境が整っていることも多いです。社会的信用を得やすく、住宅ローンなどの審査にも通りやすくなるなどのメリットもあります。
 

妻のパート収入月15万円だけでは夫婦二人でも生活できない可能性がある

総務省の2023年家計調査(家計収支編)によると二人世帯のひと月における消費支出の平均は26万4238円です。夫が人間関係を理由に仕事をやめた場合、妻のパート収入月15万円だけでは生活が厳しいことが予想されます。
 
しかし、これはあくまで平均額であるため、各家庭により状況は異なるでしょう。住宅費がかからない場合は月15万円でも生活ができるかもしれませんが、急な病気や出費に備えることができません。毎月家賃を払っている人は安い物件への引っ越しや、格安スマホへの乗り換えなどの節約が必須でしょう。
 
妻自身も正社員への転職やスキルアップを検討する場合、出産・育児の際の世帯収入の減少や、年金の受給額にも差があることを頭に入れておきましょう。今後を見据えて家族で話し合う際に、妻が正社員として働くことや夫が働きやすい環境や職種についても一緒に考えることで、長期的な安定が見込めるかもしれません。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2023年)表番号3-1 世帯人員別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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