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最近は「冬の暖機運転」がいらない時代って本当?「8km乗らないとエンジンが温まらない」と聞いたけど、近場乗りでは負荷がかかるのでしょうか?「悪い乗り方」についても解説

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月31日 3時0分

最近は「冬の暖機運転」がいらない時代って本当?「8km乗らないとエンジンが温まらない」と聞いたけど、近場乗りでは負荷がかかるのでしょうか?「悪い乗り方」についても解説

エンジンを始動してすぐに走りだすと車のコンディションが悪くなるので、一定時間アイドリングをする「暖機運転」が、かつては冬の常識でした。しかし、現在では車の性能が向上し、「暖機運転」が不要の車が多くなっています。   一方で、「8キロメートル乗らないとエンジンが温まらない」といわれるのはどういうことなのでしょうか? 車の乗り方とコンディションについて解説します。

暖機運転が必要な条件

かつて、冬になると毎日「暖機運転」をしていたドライバーは多いのではないでしょうか。金属や各部のオイルを温めるためにしていたことですが、トヨタ自動車株式会社ではQ&Aページに「暖機運転は必要ありません」と記載しています。
 
現在、暖機運転が必要とされるのは、ガソリン車において次の条件下です。

●真冬
●寒冷地

暖機運転する場合でも、数十秒あれば十分とされています。ハイブリッド車では暖機運転は不要です。
 

エンジンが温まるまでの走行距離

エンジンを温めるために暖機運転は不要でも、十分な走行距離を確保することは必要です。
 
多くのメーカーでは、短距離走行の基準として「1回の走行距離が8キロメートル以内」と定めています。これを下回ると「シビアコンディション」と呼ばれます。シビアコンディションで運転すると部品やオイルなどの劣化が早まり、車の状態を悪化させることにつながるのです。
 

どんな乗り方がシビアコンディションにあたるのか

車の「悪い乗り方」であるシビアコンディションは、短距離走行に限りません。走行距離の30%のうち、以下のいずれかの条件が当てはまる場合は、シビアコンディションに該当します。

●短距離走行の繰り返し
●過走行
●悪路(凹凸路、砂利道、雪道、未舗装路)
●登降坂路
●高地
●長時間のアイドリング
●多頻度の低速走行

この中の「近距離走行の繰り返し」とは、言い換えれば「近場乗り」です。学校の送迎や週末の買い物でしか使わない乗り方が該当します。悪路とは運転者の体を突き上げるほどの衝撃があったり、石を跳ね上げたりする路面を指します。
 
また、渋滞の多い都市部などでは「短距離走行の繰り返し」「長時間のアイドリング」「多頻度の低速走行」が当てはまります。
 
シビアコンディションで乗られた車は、通常より各部オイルや部品の交換頻度が高まります。車の定期点検・日常点検は、法律で定められたドライバーの義務です。「車検と法定点検以外はメンテナンスしない」という人は車の寿命を早めている可能性があるので、まずは自身の乗り方を振り返ってみましょう。
 

近場乗り・都市部乗りはやめて違う手段を検討しよう

ここまでの解説から、暖機運転が不要でも1回8キロメートル以上の走行距離が必要なことや、都市部乗りがシビアコンディションに該当することが分かるでしょう。
 
これらを踏まえると、片道8キロメートル以上乗らないのなら自家用車の利用を止めて、違う手段を考えるのがいいかもしれません。具体的には以下の手段が考えられます。

●公共交通機関
●荷運びできる自転車
●速度重視のロードバイク
●カーシェア
●カーリース
●レンタカー
●タクシー

車イコール自家用車、という考えを一度捨ててみると、身の回りにあるたくさんのサービスが目に入ると思います。自家用車を手放した場合、サービスの利用に月数万円かかると思うと高く感じるかもしれませんが、自家用車の維持費には年間数十万円かかっているのではないでしょうか。
 
その費用をほかの手段にあてると考えれば、意外と選択肢は広がります。自分の生活に合ったサービスが見つかるとよいですね。
 

出典

トヨタ自動車株式会社 FAQ・お問い合わせ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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