地方都市からの脱出劇。結婚できなかった30代女性が、ニューヨーク在住の高収入男性と即結婚できたワケは?
Finasee / 2025年1月2日 11時0分
Finasee(フィナシー)
<前編あらすじ>
九州の地方都市で生まれ育った佐藤彩子さん(仮名・38)。
先祖代々、医師家系の恵まれた家柄で、学生時代にはアメリカ留学もしています。しかし、両親は娘をかわいがるあまり、就職では実家から出ることに大反対。そして30歳を過ぎても独身の女性には周囲から偏見の目が向けられるようになりました。
「あの子は性格が悪いから結婚できない」「アメリカに留学したから日本人と結婚できない」「変人だ」……。佐藤さんの唯一の味方だった母親も、心ない声に苦しむ日々を送っていました。
●前編:地方女子の悲哀。「留学していたから日本人と結婚できない」38歳婚期を逃した女性への「とんでもない偏見」
1番悩んでいるのは本人お母さんもとても大きな悩みを抱えていましたが、1番苦しんでいるのは佐藤さん本人です。アメリカに留学して英語に磨きをかけたけれど、地方にはそれをいかせる職業がありません。
東京で働きたいと親に頼んでも、結婚で家を出る以外は駄目とのこと。女の子はお嫁にいくことが大事と考えているからです。そのようなモヤモヤした気持ちのまま、佐藤さんは何年も生活をしていました。
そしてついに家を出る覚悟で、東京の結婚相談所に入会をしたのです。
入会してすぐに「ニューヨークの人はどうか?」と提案をしてみたところ、「そんな人がいるんですか?」と驚きと共に大喜びをした佐藤さん。是非お会いしたいと話がまとまり、Zoomでお見合いをすることになりました。
ただ彼には結婚相手に対する条件がありました。アメリカの永住権を取っており、日本には帰る気はないことを理解してくれる人です。加えて、英語が話せる人、自分が忙しいのでそれほどお世話ができないので、日常生活がひとりでできる人ということです。
佐藤さんのご両親は健在ですから、2人がどう考えるのかは不安材料としてありました。お金をかけて育てた子どもですから、近くにいてほしいと思うかもしれません。特にお母さんは、ずっと佐藤さんのことを心配していたのですから、もしニューヨークに行くことになったら、寂しくて仕方なくなるかもしれません。
一歩踏み出す勇気で、幸せをつかむこともできるそんなご両親への思いもありましたが、お見合いをすると、2人にとってお互いが理想の人だったようで、即プロポーズ! 佐藤さんのご両親にも報告をして、あっという間に結婚が決まっていったのです。ご両親の反対という心配は、佐藤さんが思うほどありませんでした。そして翌月には、佐藤さんはニューヨークへ。
ニューヨークは日本よりも物価が高いので、生活が大変ではないか?と思うかもしれません。でも幸いにも彼の収入は高く、佐藤さんも不自由なく暮らしているようです。ニューヨークに行くとなれば、ご両親も心配されますし、寂しい思いもあったのでしょうが、今では送り出してよかったと考えているようです。
地方と都心では生活スタイルも、周囲の環境、特に親御さんのお考えには違いが出るものです。その地域独特の考え方や習慣もあります。それに、男女間でどちらが上というように考えることもあり、「女子はこうあるべき」という意見も多くみられます。
そのようなことに親も影響を受けがちで、例えば教育にお金をかけてきたのであれば、それをいかした職業に就いてほしい、そして結婚相手にもそれ相応の生活レベルが保てる人を希望するものです。親からの期待もあり苦しむこともあるでしょうが、一歩踏み出すことで幸せを自分の手でつかむこともできることを佐藤さんは示してくれたと思います。
※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。
佐竹 悦子/株式会社インフィニ 結婚相談所インフィニ・青山結婚予備校 代表
素敵な方とのご縁をつなぐ結婚相談所インフィニ青山結婚予備校を運営し、成婚率№1・顧客満足度№1を獲得。24年以上、婚活最前線で3万人とカウンセリングを行い成婚に導く。著書に『佐竹悦子先生の「結婚力」養成講座』、メディア実績に『ノンストップ!』『The Japan Times』『週刊ダイヤモンド』などがある。
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