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新NISA「最も利用している年代」や「投資額」が明らかに 約5000人を対象にした調査が示す実態とは

Finasee / 2025年2月4日 19時0分

新NISA「最も利用している年代」や「投資額」が明らかに 約5000人を対象にした調査が示す実態とは

Finasee(フィナシー)

今回参考にするのは株式会社oricon MEによる、現在、証券会社で投資商品を運⽤し、所定の条件※を満たす全国4978人(18歳〜84歳)を対象にした調査だ。

※投資商品の運用について、以下のすべての条件を満たす人
インターネット経由で⾏っている人、過去1年以内に年1回以上取引をした人、主に、国内株式、外国株式、投資信託、債券、先物・オプションのいずれかの投資商品を取引している人 ただし、運用商品数は問わない

まず、肝心の新NISAの運用状況から見ていこう。結果は成長投資枠を利用している人の合計は65.9%に、つみたて投資枠では45.4%になった※。

出所:2025年 オリコン顧客満⾜度®調査 ネット証券利⽤者の『新NISA』利⽤実態データ 

年代別では、利用しているとの回答が最も多いのは30代だった。成長投資枠(72.7%)、つみたて投資枠(69.6%)ともに7割近い利用者がいることが分かった。

その他の年代でも成長投資枠では80代を除くすべての年代で6割以上の人が利用していると回答、つみたて投資枠では40代までの6割以上が利用していると回答した。特に若年層から現役世代にかけて利用者が多い結果となった。

※【成⻑投資枠】の計65.9%=「最もよくネット取引をしている証券会社でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の57.4%と、 「メインのネット証券以外の⾦融機関でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の8.5%の合計。 【つみたて投資枠】の計45.4%=「最もよくネット取引をしている証券会社でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の38.4%と、 「メインのネット証券以外の⾦融機関でNISA⼝座を開設し、運⽤している」の7.0%の合計。 

新NISA投資額 「上限いっぱい派」と「少額にとどめる派」に二極化

新NISAでは、成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円と、非課税枠の年間上限が決まっている。非課税枠を使い切って制度をフル活用したいという人もいるかもしれないが、毎月の収入と支出のバランスもあるだろうし、投資には元本割れのリスクもある。NISA民はいくら投資にあてているのか気になるところだ。

結果を見ると、成長投資枠では年間上限近くである「220万円以上240万円未満」が21.2%と最も多く、次いで「1万円以上20万円未満」(11.0%)、「100万円以上120万円未満」(10.9%)と続く。制度の枠を最大限活用しようとする人と、少額に絞って投資する人に二極化しているようだ。

こうした傾向はつみたて投資枠でも同じで、月間上限に近い「9万円以上10万円未満」が最多で24.4%。「1万円以上2万円未満」(11.6%)、「3万円以上4万円未満」(9.4%)と続いた。

出所:2025年 オリコン顧客満⾜度®調査 ネット証券利⽤者の『新NISA』利⽤実態データ 

●新NISAの投資実績はどうだったのだろうか。後編:【新NISA1年目、「利益が出た人」と「出なかった人」の割合は? はたしてNISAを”続けたい”人はどのくらいいるのか】にて詳報する。

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。

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