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ベストゴール候補、衝撃の50mロング弾が生まれた訳 浦和の助っ人FWが決めた人生最長の一撃

FOOTBALL ZONE / 2024年4月4日 12時1分

■「GKが前に出ているのを見て瞬間に判断」

 浦和レッズのFWチアゴ・サンタナは4月3日のJ1リーグ第6節FC東京戦で、50メートル超のロングショットで周囲に驚きを与えるゴールを決めた。ブラジル人ストライカーは「ボールをもってターンをして、前に出た瞬間に自分の判断で決めた」とそのゴールを振り返った。

 サンタナは今季、清水エスパルスから移籍加入した。J1得点王経験もあるストライカーは今季の得点源として期待されるが、沖縄県トレーニングキャンプの最終盤に負傷があり開幕からスタメンを続けるも2試合目まではコンディションが十分でなく動きも鈍かった。しかし、前節のアビスパ福岡戦でPKによる初ゴールを決めた他にも強烈ミドルを放つなど復調傾向で「(第2節まで)違和感があって自分本来のプレーができなかったが、やっと100%になってきて本来のプレーが出てきていると思う」と話す。

 そしてこのゲームでは前半24分、自陣でDF酒井宏樹が奪ったボールを受けたサンタナは自陣をドリブルで前進すると、ハーフウェーラインをわずかに超えた場所から思い切って左足を振り抜いた。これが約50メートルの距離から鮮やかな曲線を描いて前にポジションを取っていた野澤大志ブランドンの頭を超えてゴールに吸い込まれる、超ロングシュートによる1点になった。

 サンタナは「分析では(野澤が)ビルドアップに関わるということを知っていたが、得点シーンに関しては自分がボールをもってターンをして、前に出た瞬間に自分の判断で決めた。最初は酒井からボールが来て、その瞬間に岩尾(憲)にパスをしようとしたんですけど、パスを出す前にボールがワンバウンドをして、その瞬間、ドリブルをしていて、FC東京のディフェンダーが来たけど、ドリブルをしている最中に前を向いた瞬間に、GKが前に出ているのを見て、その瞬間に判断した」と、シュートを打つまでの過程を振り返った。

 このゴールについて「試合の中で一番長いシュートだったと思う。今まで何回かあのような形があったけど入ったことがなくて、今回が初めて」と話し、サンタナにとってはサッカー人生における最長距離のシュートになったという。

 今季のベストゴールアワードの最有力候補に躍り出たとも言えそうな一撃は、最終的に1-2の逆転負けを許したチームの勝利につながらなかった。しかし、国立競技場の夜空に見事な放物線を描いた一撃と、それに至るまでのドリブルの力強さや視野の広さを見てもサンタナ自身の調子はかなり上がってきていると言えそうだ。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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