東京V対柏は1-1ドロー U-23日本代表MF山田楓喜が“右足一閃”のニア上ぶち抜き弾
FOOTBALL ZONE / 2024年4月7日 14時59分
■1-1のドローで終了
J1は4月7日に各地で第7節を行い、味の素スタジアムでは15位の東京ヴェルディと柏レイソルが対戦した。中3日でこの一戦を迎えた両チームの対戦は、1-1のドローに終わり両チーム勝ち点1を分け合っている。
前節の湘南戦(2-1)でJ1では実に5646日ぶりとなる勝利を挙げた東京Vは、前半5分に決定機を作る。GK松本健太がバックパスを受けて前線に大きく蹴ろうとしたところ、FW染野唯月にプレスを受けてブロックされる。エリア外にこぼれたボールを拾ったFW木村勇大が無人のゴールにシュートを流し込もうとするが、懸命に戻った松本がパンチングでゴールを守った。
柏にボールを保持される展開になるが、東京Vは前半10分にGKマテウスが右サイドにボールを展開。このボールを柏のDFジエゴが跳ね返そうとするが、ボールは頭上を越えていく。これを裏でMF山田楓喜が受けて右サイドをドリブルしていく。エリア内までボールを運んだ山田楓は中を切られると、右足を振り抜いてゴール右上にシュートを決め、先制ゴールをもたらした。
リードした東京Vは、前半16分に相手CKをクリアーしようとしたMF見木友哉がDF古賀太陽との競り合いのなかで頭部を切るアクシデントが起きる。ユニフォームが血で染まったものの、意識はしっかりしていたことから見木はベンチ前でチームメイトが組んだ円陣のなかで上下のユニフォームを着替えてプレーを続行した。
その後も体を張った守備で柏の攻撃に耐えた東京Vは、前半35分に山田楓のコーナーキック(CK)からチャンスを作る。逆サイドから折り返したボールがこぼれたところに反応したMF稲見哲行が左足でゴールを狙ったが、ワンタッチシュートはクロスバーに嫌われた。前半の終盤は東京Vもボールを保持し、1-0のリードでハーフタイムに入った。
後半に入ると、1点を追う柏が攻め込む回数を増やしていく。FW細谷真大の力強い突破でエリア内までボールを運ぶが、フィニッシュには持ち込めない。決定的な場面を作りたい柏は後半27分、MF山田雄士を下げてFW木下康介を投入する。その直後だった。細谷との連係からMFマテウス・サヴィオがクロスを上げると、木下がファーストタッチとなるヘディングシュートをゴールに決め、柏が同点に追いついた。
その後も柏が圧倒する展開になり、同41分には左サイドからのクロスに再び木下がヘッドで合わせたが、これはGKマテウスの正面に飛んだ。東京Vも速攻を狙ったが、柏も守備が堅く得点できない。このまま決勝点は決まらずに試合は1-1のまま終了した。(河合 拓 / Taku Kawai)
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