ソシエダ2戦連続ドロー 古巣対戦の久保建英は後半頭から出場、キレある突破で決定機演出も

■久保は後半開始から出場

　スペイン1部レアル・ソシエダは4月21日、ラ・リーガ第32節でヘタフェと対戦。日本代表MF久保建英は後半開始から途中出場したが、チームは1-1の引き分けで試合を終えた。ソシエダはリーグ戦2戦連続のドローとなっている。

　前節アルメリア相手に2-2のドローで足踏みしたソシエダ。久保はベンチスタートとなったなか、今冬加入したMFシェラルド・ベッカーが活躍を見せる。右サイドで相手に対応されつつもクロスを中央へ供給。飛び込んだFWアンデル・バレネチェアのダイビングヘッドでソシエダが先制した。

　前半29分には、ソシエダのGKアレックス・レミロが相手MFネマニャ・マクシモビッチ、オスカル・ロドリゲスの連続シュートを２度防ぐ。しかし波状攻撃を続けるヘタフェに苦戦。再度右から上げられたクロスをヘタフェFWフアンミ・ラタサが頭で同点ゴールを決めた。

　後半から久保は右サイドで途中出場。早速ハーフラインあたりでカットインする積極的な仕掛けを見せる。そんななか後半8分には、ハンドの反則があり相手にエリア前フリーキックのチャンスを与えてしまう。ロドリゲスのシュートが右ポストを叩き、ゴール方向に向かったが間一髪でDFロビン・ル・ノルマンがクリアしている。

　後半15分には味方を使ったワンツーから前線へ抜け出す。右サイド深い位置へ侵入すると、華麗なターンからクロスを送るも得点にはつながらなかった。

　その後も久保が中継点となり前線へチャンスを作り出すも、カウンターでピンチを迎える五分五分の戦いを繰り広げる。結局、両者それ以上得点を奪うことができず、1-1のまま試合を終えた。（FOOTBALL ZONE編集部）