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すみだが史上初の快挙! U-18フットサル選手権2連覇を達成…浦安は2度目の準優勝

FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 14時19分

■GKが上がっていたのを見逃さなかった石井のゴールが決勝点に

 第11回全日本U-18フットサル選手権の決勝が8月4日に行われ、史上初の大会連覇を目指すフウガドールすみだファルコンズと初優勝を目指すバルドラール浦安テルセーロが対戦した。関東大会の準決勝でも対戦し、その時はすみだが3-2で競り勝っていたが、全国大会決勝の再戦では1-0ですみだが勝利して初の連覇を達成した。

 決勝の前に行われた3位決定戦では、帝京長岡高校が佐賀東高校と対戦。サッカーの名門校同士の対戦は激しい点の取り合いとなり、9-8で帝京長岡が勝利。同時期に行われていたインターハイに続き、3位となっている。

 日本フットサルトップリーグの新理事長に就任した元サッカー日本代表MF松井大輔氏が観戦するなかで行われた決勝は、前半だけで10ゴールが決まった3位決定戦とは対照的にゴールが決まらない手堅い展開になる。そのなかでもすみだはファーストセットのFP石井想一郎とセカンドセットのFP片岡幸村と強力なピヴォにパスを集め、高い位置にボールを運んで押し込んでいく。

 すみだの攻撃に対応する浦安も、自分たちの流れを作ろうと攻撃に変化をつけ始める。GK山岸京平を攻撃参加させて数的優位をつくってポゼッションをしようとしたなかで、第1ピリオド18分にハーフウェーライン付近ですみだの石井にパスをカットされる。石井は冷静に無人のゴールにループシュートを送り込み、すみだが1点をリードして前半を終えた。

 第2ピリオドに入ると、すでにFリーグでも活躍するFP羽生恒平を擁するすみだが、2点目を狙って攻勢を強める。しかし、この試合まで5試合で2失点しか許していなかった浦安の守備をなかなか崩せない。

 1点を追いかける浦安も、GK山岸を加えたパワープレーでのパス回しから、ここまでチーム最多6得点を挙げているFP齋藤幸輝がゴールを狙うなどチャンスを作るが、すみだもゴールを許さない。第2ピリオド16分には左サイドを突破したFP繁田稜平の折り返しにFP土肥宏太が合わせたが、GK伊藤鳳起が体を張ってゴールを守った。

 浦安は残り1分16秒からFP姉﨑涼月をフライングGKにしてパワープレーを開始。しかし、すみだの守備を最後まで崩せずに試合終了。すみだが1-0で浦安に勝利して、史上初のU-18フットサル選手権大会2連覇を成し遂げた。(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)

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