日本が世界から「恐れられる立ち位置に」 強豪国へ“合わせる”時代終焉へ…U-23大岩剛監督が力説
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 18時50分
■パリ五輪を終え、U-23日本代表の大岩監督が取材対応
パリ五輪サッカー男子でベスト8敗退となったU-23日本代表が8月4日、日本へ帰国した。空港で取材に応じた大岩剛監督は、世界の舞台を経験したうえで「相手に対してどう対応していくのかと質問されるが、もう対応するのではない。我々が対応してサッカーをしていくレベルではなくなっている」と語り、日本が対戦相手に合わせて戦う時代の終焉を説いた。
2008年の北京五輪以来となるオーバーエイジ枠の不採用でパリ五輪に臨むことになった日本だが、グループリーグで3戦全勝の無失点で首位突破を果たした。準々決勝では、前回大会の東京五輪準決勝で敗れたスペインとの再戦となったが、0-3で完敗。56年ぶりのメダル獲得を目指したが、志半ばで大会を去ることになった。
準々決勝のスペイン戦ではFW細谷真大のゴールが取り消される不運はあったものの、最終的には0-3で完敗を喫した。それでも、2失点目を喫するまでは日本も幾度となく決定機を生み出し、互角の戦いを演じてみせた。強豪スペインに対して真っ向勝負で挑み、日本のスタイルを体現することができていたなか、「パリ五輪に向かうチームとして、そこにフォーカスしてきた」と振り返りつつ、世界の舞台で感じた日本の在り方について見解を述べている。
「今後日本がW杯優勝を目指していくうえで、サッカーシーンの中でどのような立ち位置にいなければならないのか。アジアにおける日本の立ち位置はリスペクトを受ける立場にあるが、世界に出れば、レベルが違うなかで戦うのが当たり前の世界になっている。相手に対してどう対応していくのかと質問されるが、もう対応するのではない。我々が対応してサッカーをしていく段階ではなくなっている。むしろ相手に恐れられ、警戒されるような立ち位置に向かっていなければいけないと感じた」
日本は五輪代表に限らずA代表でも、W杯の優勝経験があるような強豪国に対し、分析し対策することで勝利を掴んできた試合もある。そんななか、大岩監督は日本が相手を対策し、対応していく時代は終わりを迎え、どのような相手にも自分たちのスタイルをぶつけるチームとしての立場を固めていく必要性を説いていた。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“幻の同点弾”エース細谷に大岩監督がかけた言葉 五輪敗退の無念は「W杯の舞台で晴らしたい」
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 18時2分
-
五輪サッカー男子代表・大岩監督 任期終了、自身の去就語る 選手ねぎらう「ものすごく成長した」
スポニチアネックス / 2024年8月4日 17時39分
-
「レベルの差がありすぎた」「日本が世界で勝つのは厳しい」強豪スペインに3失点で完敗…城彰二が大岩ジャパンに感じた“力不足”《パリ五輪》
文春オンライン / 2024年8月4日 11時0分
-
元日本代表・闘莉王が絶賛「A代表に近い存在」 五輪で評価上げた“大岩J逸材3人”
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 6時10分
-
大岩監督、取材エリアで思いあふれる…「サムライブルーでスペインに勝って」 言葉絞り出す
スポニチアネックス / 2024年8月3日 4時7分
ランキング
-
1日本での五輪開催「近い将来、また...」とIOC統括部長 ネット総スカン「疑惑判定のあれこれのすぐ後に言う?」
J-CASTニュース / 2024年8月4日 15時8分
-
2「意味不明なブーイングを黙らせた」 完全アウェー蹴散らしたフェンシング銅メダル江村美咲に日本人痛快
THE ANSWER / 2024年8月4日 10時33分
-
3【柔道】阿部一二三が負けた〝タックル技〟が波紋「レスリングですか?ラグビーですか?」
東スポWEB / 2024年8月4日 17時5分
-
4サッカー男子「23歳以下」女子は「無制限」のなぜ 1世紀近い歴史の差、将来は年齢制限導入も?
THE ANSWER / 2024年8月1日 14時33分
-
5パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください