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ぴいぷる 俳優・瀬戸康史 人からどう見られても「自分は自分」 つらいこともポジティブに変換、イライラしても「別にいっか!」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月22日 6時30分

俳優の瀬戸康史 =8日午後、東京都渋谷区(三尾郁恵撮影)(夕刊フジ)

映画やドラマ、舞台で主演を張ることが多い人気俳優だ。最近は、三谷幸喜氏の作品でもよく見かけるようになった。

「三谷さんは、僕で遊んでいますから!」と笑顔を見せた。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)では、北条時房を演じ、作中での呼び名〝トキューサ〟がX(旧ツイッター)の上位にトレンド入りした。コミカルな芝居をするときに心がけることは「笑かそうとしない」ことだという。

「笑かそうと思ったらいやらしさが伝わって、絶対に滑ると思うので、(台本に)書かれている通りにやることを大事にしています」

演劇の舞台には、1年から1年半に1本のペースで立つようにしている。

「舞台は、作品や役に浸っている時間が映像より長いので、それが俳優にとって大事なんじゃないかなと思っています。想像力を膨らませたり、俳優、演出家、スタッフと話したりとか、雑談でもいいのですが、そういう時間が大事なんです。あと、ライブの緊張感や、お客さんが入ることで、そこでしか生まれないものがあるのも面白いです」

9月10日から世田谷パブリックシアター(東京・世田谷区)で舞台「A Number―数」「What If If Only―もしも もしせめて」が2作連続で上演される。

彼は、人間のクローンを作ることが可能となった近未来が舞台の「A Number―数」で、堤真一と二人芝居に挑戦し、クローンを含む3人の息子を1人で演じる。

「遺伝子は同じですが、育った環境や心が違うので、まったく別の人物だと思いながら演じることと、それとは矛盾して、〝遺伝的に似た何か〟も見つけながら演じたいです」

もし自分にクローンがいたらどう思うのかと聞くと、「別に!って感じです」と意外な答えだ。遺伝子が同じでも、「自分は自分、相手は相手」という気持ちなのだ。

「今回演じる(クローンの1人の)マイケルはポジティブなんです。僕の人生のテーマは、どんなつらいことがあっても、その分、いいこともあると思って、ポジティブに変換して生きていくことなので、共感できます」

クローンを扱った作品でありながら、「遺伝子がすべてではないこと」を感じさせてくれる作品になりそうだ。

17歳で芸能界デビューした。10代の頃は、かわいいと思われる「周りのイメージ」と「自分が見せたいイメージ」にギャップを感じていたという。

「もうちょっと内面的なことを言ってほしいなというのはあったのですが、武器もなかったので悶々としていました。でも、だんだんどう見られても、それも自分だなと思えるようになりました」

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