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2024年秋・衆院選 高市早苗氏の応援演説〝100キロ行脚〟に聴衆殺到 総裁選の推薦人応援で「保守色アピール」 総決起集会に1500人詰めかけも

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月17日 11時31分

若林氏(右)と握手する高市氏=16日、長野市(夕刊フジ)

密着ルポ

高市早苗前経済安保相(63)が衆院選(27日投開票)の応援演説で全国を飛び回っている。公示翌日の16日には、自民党総裁選で高市氏の推薦人となったが、政治資金問題で比例との重複が認められなかった自民党候補の応援に入り、多くの観衆を集めた。新潟や長野を回った高市氏の約100キロの応援行脚に密着した。 (海野慎介)

「今、日本は本気になって総合的な国力を強くしていかなければいけない。そういう時期に入っている」

高市氏は16日午後、新潟県南魚沼市のJR浦佐駅近くで、新潟5区(上越市など)から出馬した前職の高鳥修一氏(64)の応援に立った。

党内の保守派グループ「保守団結の会」の代表世話人も務める高鳥氏は、総裁選で高市氏の選対幹部として奔走した。2021年の前回衆院選では、立憲民主党の梅谷守氏(50)に130票差で敗れ比例で復活しただけに、重複がない今回は背水の陣だ。

高市氏は演説で、総裁選を振り返り、「負けてしまうと悲しい。陣営はほとんど干されたといわれている。それでも私は『高鳥修一さんは閣僚として活躍できる人だ』と新しい総裁(石破茂首相)にお願いした」と語った。

さらに「私の力不足でかないませんでしたが、みなさんの力で国政に送っていただいて、真剣に国のことを思っていて真剣に地元を愛している高鳥修一さんを働かせてやってください」と訴えた。

高鳥氏も「私は高市早苗さんを総理大臣にしたい。選挙が終わったら、私を国会に戻していただいて今後は私が高市さんを応援する番だ。高市政権をつくって地方に元気を、活力を!」と激励した。

高鳥陣営の幹部は「危機感がある。(高市氏の地元入りは)初めてだが、相当(パワーは)あると思う」。支援者の男性(54)は「石破先生は言っていることが行ったり来たりする。高市先生ははっきりし、安心して政治を任せられる」と語る。

【衆院新潟5区】

△梅谷 守50 立民前

▼高鳥修一64 自民前

※△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」。夕刊フジが取材結果などをふまえ、独自に判定した。

高市氏は同日夕には長野に入り、長野1区(長野市の一部など)から出馬している前職の若林健太氏(60)の選挙戦に加勢した。

若林氏は総裁選で高市氏の推薦人に名を連ねた。高市氏はJR長野駅近くの公園で開かれた街頭演説で、「彼は公認会計士でもあり、経済はめちゃくちゃ強い、分からないことがあれば健太に聞いたらいい。地元の地域経済も非常に強い。私にとって自慢の弟分だ」と紹介した。

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