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ぴいぷる 俳優・シンガーソングライター、松下洸平 大切にしてきたのは「ブレないこと」 どんな小さな役も「人生を変えるかも」と思い取り組む

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月10日 6時30分

「仕事好き」を根底に

優しい雰囲気と繊細な演技で人々を魅了している。多忙な日々を送っているが、穏やかさを保てているのは、「自己の心を整えること」を心がけているからだという。

「なるべく心が乱れたくないんです。うまくいかないことがあっても、落ち着いて行動できるように、普段からせかせかしないようにしています。人に合わせようとしすぎると、自分のペースが乱れるので、バタバタしているときこそ自分のペースを守るのを大切にしています」

演じる時は“思い込み力”を大事にしている。

「僕らの仕事は、どれだけ思い込めるかが大事。例えば医者や警察官になったことはないので想像するしかありませんが、『自分はその職業の人間なのだ』と思い込む力が強ければ強いほど、その役に近づけるんです」

彼が注目されたのは、2019年のNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの相手役で出演したのがきっかけ。急に環境が変わっても「ブレないこと」は大切にしてきたという。

「根本的な部分…芝居を好きになったきっかけや、『どうして自分がこの仕事しているのか』など、忙しさの中で見失ってしまいがちな“大事なもの”は忘れないようにしてきました。それは今も、です」

その“大事なもの”とは、「この仕事が好き」だという思い。

「忙しすぎてやることが多いと、なぜ自分がこれをやっているのかが分からなくなりがち。『好きだ』という気持ちが根底にあれば、どんなことがあっても、ブレずにやっていけるんじゃないかな」

好きでい続けるためにも、「仕事に手を抜かない」ことも大事なことだ。

「せっかくオファーをいただいた役なので、僕に頼んでよかったと思っていただけるようにしたいですね」

1つ1つの積み重ね

22日からミュージカル「ケイン&アベル」に主演する。イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作とした、世界初演のオリジナル・ミュージカルだ。

「世界初上演ということで、まだ誰も演じていない役を、僕たちが演じさせてもらえるのは貴重な経験です。スタッフは、ブロードウェイのトップチームの方々が来てくださるので、普段、日本にいるだけでは見られない世界規模の演出やステージングをお届けします」

20世紀初頭、同じ日に生まれ、銀行家の父の跡継ぎとして祝福された人生を歩むケイン(松下洸平)と、孤児として生まれ、貧困や度重なる苦難に直面しながらもアメリカに渡ったアベル(松下優也)が出会い、宿命のライバルとして生きていく姿を描く。

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