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自民総裁選で〝世代間闘争〟若手・中堅vsベテラン「体質改善」か「経験の重要性」か 本当の刷新感「推薦人20人の中身が重要」識者

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月17日 15時0分

政治ジャーナリスト・角谷浩一氏「本当の世代交代・刷新感には推薦人20人の中身が重要」

番組では、自民党の党是である「憲法改正」を目指す考えも強調した。来年は結党70年、戦後80年の節目だとし「原点回帰は大事だ」と語った。

小泉氏については、菅義偉前首相が高く評価しており、本人が決断すれば推薦人確保は確実とみられる。首相に就けば、44歳で初代首相となった伊藤博文よりも若く、歴代最年少となる。

ベテラン勢では、前回総裁選で安倍晋三元首相の全力支援を受け、「岩盤保守層」の支持が高い高市早苗経済安保相(63)が「日本初の女性宰相」を目指して、推薦人確保を進めている。全国各地での講演会は大盛況といい、産経・FNNの世論調査でも7・5%で3位に付けた。

加藤勝信元官房長官(68)も16日夜のBS11番組で「総裁選に向けて具体的な動きをしていきたい」と語った。

岸田派ナンバー2の座長を務めた林芳正官房長官(63)も周囲に出馬の意欲を伝えた。林氏は親子2代で日中友好議員連盟会長を務め、「政界屈指の親中派」とされる。

前出の石破氏や、茂木敏充幹事長(68)、河野太郎デジタル相(61)も出馬に向けて動き出している。

ベテラン勢の間では、若返り論への異論も少なくない。ある党幹部は「すぐにボロが出るようでは困る」と人気投票化を危惧した。

自民党の支持率低下が指摘されるなか、次期総裁には「政治とカネ」の問題へのケジメや、経済・雇用政策、米国の新大統領との関係構築、有事勃発を見据えた外交・安保手腕、次期衆院選に向けた「選挙の顔」など、さまざまな条件が求められる。

「世代間闘争」も指摘される、今回の総裁選をどう見るか。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「小林氏や小泉氏らの名前が出てきたことで一見、『世代間闘争』のように見える。ただ、中堅・若手のバックに長老の名前が連なり、その思惑で動かされている可能性もある。『古い自民党』を温存させようとする長老同士の闘争にも見える。本当に世代交代や刷新感が出せるかは、推薦人20人の中身が重要だ。中堅・若手が突き抜けた党改革案を前面に出せるかもポイントだ」と語った。

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