1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

令和を変える!関西の発想力 「豊臣秀吉の大阪城盛り」がSNSで拡散 外国人観光客に人気の焼き肉、逆風だらけの万博にぼちぼち火をつけまっせ

zakzak by夕刊フジ / 2024年5月10日 11時0分

黄金の大阪城でインバウンドを呼び込む善元正樹さん(夕刊フジ)

逆風だらけの大阪・関西万博。開幕まで1年を切りましたが、なかなか盛り上がりません。

そんな中、大阪城に近い焼き肉店がユニークなメニューを売り出しました。ゴールドに輝く大阪城に自慢の国産牛をたっぷり盛りつけた「豊臣秀吉の大阪城盛り」。大阪・都島区で「焼肉ホルモン・まるよし精肉店」をチェーン展開するMRホールディングスが、万博1年前を機に、インバウンドの需要拡大を見込んで発売しました。

「外国から大阪に来てくれる皆さんに、思い出に残るグルメを提供したいと思いました」と社長の善元正樹さん。価格も大阪城の高さ54.8メートルにちなんで5480円(税別)。この価格で3人前ですから、おトク感も満載です。

なぜ今、売り出したのでしょう。万博の機運はまだ、ほとんど感じられません。それでも善元さんは「1年ほど前からぼちぼち売るのが、ちょうど良いのです」と余裕たっぷり。詳しく聞くと「ぼちぼち売る」とは、お金をかけないSNS戦略のことで「豊臣秀吉の大阪城盛り」はSNS映えするため、今からぼちぼち拡散すると、来年には外国人観光客の目に留まるはず、と言います。

確かに、肉が盛られた黄金の大阪城は、発売当初からインフルエンサーの目に留まり、たちまちSNSで拡散されました。しかも大阪城は外国人に人気の観光スポット。善元さんの見立てどおり、来年には外国人観光客の目に留まるかもしれません。なぜなら今、SNSは観光客を呼ぶパワーメディア。インパクトが強い写真は言葉の壁を超えて世界の注目を集めます。

しかも日本の焼き肉は大人気で、昨春、農林中央金庫が発表した「訪日外国人からみた日本の〝食〟に関する調査」では、最もおいしかった料理の2位に「ステーキ・焼肉」がランクインしています。さらに「また日本に行ったら食べたいもの」の問いにアメリカ人の49%、中国人の38.3%が「ステーキ・焼肉」と回答しました。来年、万博に来る外国人も、日本のおいしい焼き肉を食べたくなるに違いありません。善元さんは「金の大阪城に盛られた焼き肉は、最高のおもてなしになります」と自信を見せます。

なるほど!と感心していると「実はうなぎ屋も始めました」と善元さん。中国人に最も人気がある日本食はウナギなので、焼き肉を食べに来た観光客にウナギも勧められるとか。食べ歩きまで目論むとはさすが大阪商人、こりゃ儲かりそうでんな。 (TMオフィス代表取締役)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください