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歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡 中森明菜、50枚目シングルは〝再生不能〟衝撃タイトル 制作担当は「こだわりで選曲した渾身の作品」…今でいえば〝炎上商法〟か

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月21日 6時30分

2010年10月、ストレスによる免疫力低下で体調を崩して以降、入退院を繰り返していた中森明菜。活動は無期限停止で業界内では「引退か」とささやく声もあった。

そんな中、14年の「第65回NHK紅白歌合戦」の特別枠でカムバックし、新曲「Rojo(ロホ)―Tierra(ティエラ)―」を歌い上げた。「紅白」出演は02年以来12年ぶり、テレビの音楽番組への出演は10年7月以来だった。

「紅白」で完全復帰を果たした明菜は翌15年1月21日にシングル「Rojo―Tierra」を発売し、さらに28日には〝歌姫シリーズ〟の第4弾としてカバー盤「歌姫4~My Eggs Benedict=」をリリースした。制作関係者は「シングルは09年の『DIVA Single Version』以来、実に5年4カ月ぶりでした。アフリカ・サウンドのダンスミュージックでしたが、明菜のボーカル力を前面に出して情熱的な作品に仕上げています。タイトルの『Rojo』とは『赤』で、サブタイトルの『Tierra』は『大地』という意味。その時の明菜の意欲をタイトルにしたものでした」と明かす。

一方のアルバムも、明菜のボーカルを最大限に生かしたいということで「カバーに特化した『歌姫シリーズ』の続編となった」(前出の制作担当者)そうで、内容的なコンセプトについては「ラブソング」となった。

「長い間」(Kiroro)や「愛のうた」(倖田來未)、「雪の華」(中島美嘉)などが収録されたが、明菜自身は「1970年代後半から2000年代の名曲から心の中に残る作品を選んだ」と語っていた。

そして、明菜にとって15年は50歳という区切りの年でもあったが、その50歳の最初に発売したシングル曲が、何と「再生不能」だった。

新曲タイトルは「unfixable」。日本語に訳すと「再生不能」というわけだ。音楽関係者も「ポップス系歌手のタイトルとしては異例。明菜の新曲だけにインパクトという以上に衝撃的でした」と振り返る。

しかもシングルとしては1987年の「BLONDE」以来 28年ぶりに全編を英語で歌っている。前出の音楽関係者は「50歳で、しかも通算50枚目のシングル。ユニバーサルでも〝アニバーサリー・シングル〟とうたっていましたが、それが〝再生不能〟ですから。制作担当者は『明菜のこだわりで選曲した渾身の作品』と言っていましたが、今でしたら〝炎上商法〟になるかもしれませんね」。

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