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ぴいぷる 五木ひろしと坂本冬美、覚悟の大舞台 五木「初共演で『いずれ座長になる人だ』」 坂本「先輩から受け継いだものを次の世代に」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 6時30分

五木ひろし(右)と坂本冬美(須谷友郁撮影)(夕刊フジ)

4年ぶり共演

歌手デビュー60周年を迎えた〝大御所〟と、その背中を追う次世代の筆頭を走る〝歌姫〟。

そんな2人が4年ぶりに共演する舞台が10月31日に開幕する。タイトルは「五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」。会場となる大阪・新歌舞伎座の開場65周年記念という〝スペシャルな舞台〟でもある。

五木「4年前の2020年の舞台は、コロナ禍の影響で5月の博多座公演が休演になってしまって…。ようやく通常の状態に戻り、久しぶりの長期公演を開催できることが本当にうれしいですね」

坂本「五木先輩と舞台で初めて共演させてもらったのは33年前。私はまだ20代でした。いま50代半ばを過ぎて、今回、演じるのがチャキチャキの10代の武家娘役。セリフの声のトーンを思い切り高くしようと思っています(笑)」

今回の舞台にはもう一つ〝スペシャルな意味合い〟がある。第一部「花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛」の演出は、三木のり平。この舞台は三木のり平生誕100年の記念公演でもある。

五木「三木さんは俳優として一流でしたが、演出も一流。三木さんとコンビを組んでいたのが今舞台の脚本家の小野田勇さん。とにかくホン(台本)を書くのが遅くて。台本ができあがったのが、公演前日ということもありました。でも遅いほど面白いんですよ(笑)」

坂本「舞台で私の出番が少なかったとき、三木さんが『舞台をはけるときに大声を上げ、着物をたくしあげて走り去って!』と演出してくれたことがあります。少しでも目立つように、という三木さんの配慮でした」

五木「森光子さんの『放浪記』を三木さんが演出したとき、それまで恒例の森さんの〝でんぐり返り3回転〟を三木さんは『1回でいい』と変えたんです。『その代わり、1回のでんぐり返りに力を込めて』と言って」

歌謡界の未来

舞台での初共演から33年。今では2人とも座長の立場で歌謡の舞台の世界を牽引している。

五木「初共演したとき。坂本冬美さんは『いずれ座長になる人だ』と思いました。今回も共演者には彼女しかいないと考えての指名です」

坂本「五木先輩は子供の頃から憧れた大スター。舞台の間近でその姿に接することができるのですから光栄。舞台で受け継いだものを次の世代へ引き継がなければという責務を感じています」

公演ポスターに書かれた「この芝居が最後になるかもしれない…」という言葉が気になるが。

五木「そんな覚悟で演じないと務めきれない。そう思って出てきた言葉です。共演者の笹野高史さんとは同い年の76歳。実は約20年前の同じ舞台でも共演しています。2人で『50代の頃と同じように演じられるだろうか?』と心配しながら話しています(笑)。稽古の段階から走ったり筋トレで体を鍛え直そうと考えています」

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