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ぴいぷる 俳優・樫山文枝 演じて60年、能登が教えてくれた〝原点〟 初舞台「アンネの日記」は宇野重吉宅まで押しかけ

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月11日 11時0分

1966年のNHK連続テレビ小説「おはなはん」のヒロイン役で一躍スターになったが、出演作は枚挙にいとまがない。特に連ドラ初出演の「さぼてん」(64年、TBS系)が印象深いという。森繁久彌、津島恵子、森光子、鰐淵晴子、いしだあゆみら、そうそうたる顔ぶれだ。

「森繁さんにかわいがっていただき、終わるとみんなで必ずお食事に連れていってくださって。一緒に『知床旅情』を歌うなど、とても楽しかったです」

今回の舞台の役柄と同じく、3年半前に夫で俳優の綿引勝彦(享年75)を亡くした。

「芝居が大好きだったから、感想を言い合うなど、寝ないでしゃべっていたこともあります。私が翌日は初日なのに、ダメ出しをして(笑)。でも客観的な目を持てる人で頼りになりました。劇だけでなく、私だけを見てくれる人がいるというのはありがたかったです」

自然の中で緑に囲まれているとリフレッシュできると言い、年に何度か軽井沢の別荘で過ごすという。

「毎回1週間くらい行ってます。彼が作った山野草のお花畑を守っていきたい。芝の手入れをしたり花を植えたり。四季折々に出かけて、それが一番の命の洗濯です」

人生100年時代に「生きるって、一人だけど、独りじゃない」と語る。

その瞳は力強く、穏やかだった。

■樫山文枝(かしやま・ふみえ) 俳優。1941年8月13日生まれ、83歳。東京都出身。60年、高校卒業後、俳優座養成所に入所。63年、劇団民藝俳優教室に入り、65年に劇団員。66年、NHK連続テレビ小説「おはなはん」でヒロイン役。2008年、舞台「海霧」で紀伊國屋演劇賞個人賞。映画「男はつらいよ」などにも出演している。

舞台「ミツバチとさくら」は東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで9月28日~10月7日まで上演。

(ペン・佐藤栄二/カメラ・酒巻俊介)

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