SPORTS BAR 43年前の〝WS夢対決〟ドジャース対ヤンキース、ミスターがまさかの突撃取材!?「コツはね、ガーッといかなきゃ。熱意です」
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月15日 15時30分
大リーグのポストシーズンが熱い。ドジャース・大谷翔平が「ヒリヒリした9月」を乗り越え、世界一を目指す「勝負の10月」で躍動する。
リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が始まった。ナ・リーグではドジャースがメッツとの初戦に大谷のタイムリーもあって快勝。ワールドシリーズ(WS)進出に好発進である。ア・リーグはヤンキース対ガーディアンズの組み合わせだが、個人的にヤンキースに勝ってほしい。ともに全米屈指の人気を誇るMLB最大のブランド同士の夢マッチが実現すれば、1981年以来43年ぶり。盛り上がること必至である。
あの時の光景が脳裏によみがえった。「本場のベースボールですか、熱気ですネ」と興奮していたのが長嶋茂雄さん(巨人軍終身名誉監督)である。巨人監督を辞任した翌81年、初めて現地観戦したWSがドジャース対ヤンキースだった。
現役時代、長嶋さんが打撃の手本にしていたのがヤンキースのジョー・ディマジオ。56試合連続安打のメジャー記録を持つシュアな打撃に魅せられた。当時は貴重な8ミリ映像を何度も見たという。米国での春季キャンプではドジャースのキャンプ地ベロビーチ(フロリダ州)で何度も世話になり、ドジャース移籍話もあった。思い入れがある2球団である。
ミスターの行動力に驚いた。第1戦の試合前、ヤンキースタジアムのダッグアウトに先発の左腕エース、ロン・ギドリー投手がいた。無口で神経質な男で知られるが、長嶋さん動いた。突撃取材?にギドリーが答えていた。「調子は上々だって」とニヤリ。遠巻きにギドリーの表情を見ていた現地記者も貴重なひと言を聞こうと殺到した。「取材のコツはね、ガーッといかなきゃ。熱意です」って。同行取材した拙稿も勉強になった?!
ニューヨーク、ロサンゼルスを往復し、2連敗スタートから4連勝でWSを制したドジャース。監督のラソーダとは親交があり、ミスターは〝オッサン〟と呼ぶ。「あんなうれしそうなオッサン、初めて見たよ。やっぱ、名門同士の対決はいいですね」と興奮する姿があった。
43年ぶりの〝夢対決〟は? ジャッジvs大谷の対決も興味津々。きっと長嶋さんも望んでいるはず?! ところで、74年10月14日は「巨人軍は永久に不滅です」の名セリフを残して長嶋さんが現役引退した日。あれからちょうど50年になる。 (産経新聞特別記者 清水満)
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