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有本香の以読制毒 奥能登視察で「異常な」復興遅れ痛感 与党議員は被災地の現状に真摯に向き合う姿勢を 「5500億円超を支出」は詭弁

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月30日 11時0分

大河内さんは、「ニュース生放送 あさ8時!」に出演した際、日頃の温厚さと打って変わって、語気を強め「これは異常です」と訴えていた。

私たちの今回の視察は、複数のエキスパートが「遅れ」を指摘する現場をこの目で見て、被災地の方々の話をじかに聞いて、いま日本保守党としてできることを具体的にプランするためのものだった。

金沢市からレンタカーで走ってみると分かるが、道路事情もまだ悪いところがある。輪島市や珠洲市の市街地に入ると、冒頭述べたように瓦礫の山、崩れた家があちこちにある。

そんな中で筆者が驚いたのは被災した方々の辛抱強さと上品さである。

不幸を愚痴ったり、行政の不備を責め立てたりする人はいない。しかし、尋ねれば問題点をきちんと整理し説明してくれる。被災者同士助け合う自助精神の強さにも驚かされた。

能登での課題はあまりにも多い。今も避難所に暮らす方々のことはもちろんだが、仮設住宅入居者にも不自由がある。家こそ壊れなかったが、今も水道が再開していない地域に暮らす方々もいる。多くの人が仕事を失ってもいる。

他方、一部の仮設住宅は早々に建ったものの、入居経緯に奇妙な点があったりもしたという。しかし、一様に「議員は役に立たない」との諦めの弁が聞かれる。

設立から1年未満のしがない政治団体たる「日本保守党」は非力だが、小さな一つでも、被災した方々のためになることを実践したい。今、その一心である。

■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

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