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ぴいぷる バイオリニスト・千住真理子の音色 追い詰められ「こんな人生、早く終わって」から再起 水泳と毎朝生卵3個のイッキで体力づくり

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月27日 6時30分

「疲れが吹っ飛ぶし、また家に帰って練習しようという気持ちになれます。うれしそうな顔を見ると、どれだけでも頑張ろうと思っちゃいますね」

現在は、ハクジュホール(東京都渋谷区)で12月20日に開催する「イザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会<完全版>」の準備に余念がない。

「イザイは明るくてきれいではないけれど、哲学書を読むような音楽なんです。悲しみも怒りも、嘆き悲しむメロディーもありますし。そのぐらい、人としての本音が語られる音楽なんです。でも、いざ練習を始めると止まらなくなる。私自身、その世界にどっぷりとはまっています。バイオリンとコンサートホールならではの音の響きのコラボレーションを楽しんでほしいですね」

これからも歩みを止めることなく、バイオリン中心の生活を続ける心構えだ。

「自分の命がいつまであるのかとか考えると、フラフラと遊んでいる時間はあまりないんです。なぜかというと、バイオリンを弾いていたいから。自由に旅行したり好きなものを食べたりしたい気持ちもありますが、魅力的な楽器が私のところにきてくれたからには、バイオリニストとして高みに行くことが、自分の生涯でやりたいことなんです」

迷いはない。大きな節目だと思える50周年も、彼女にとっては通過点なのだ。

■千住真理子(せんじゅ・まりこ) バイオリニスト。1962年4月3日生まれ、62歳。東京都出身。2歳のときからバイオリンを始め、12歳でデビュー。15歳で日本音楽コンクール最年少優勝、レウカディア賞受賞。コンサート活動以外にも講演会やラジオのパーソナリティーなど多岐にわたり活躍中。今年9月、ベストアルバム「千住真理子ベスト&レア」(ユニバーサル)をリリースした。

「イザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会<完全版>」は12月20日、ハクジュホール(東京都渋谷区)で。問い合わせは、ジャパン・アーツぴあ(0570・00・1212)。

(ペン・磯西賢/カメラ・斉藤佳憲)

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