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トップ直撃 会計士目指す人を支える〝人生の財産〟提供 CPAエクセレントパートナーズ・国見健介代表取締役 合格者シェア6割超の実績

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月21日 6時30分

――会計に関する人材の育成も大事だと考えているそうですね

「日本ではまだまだCFOやM&A部門の人材が欲しいと思っているはずです。海外の機関投資家の方から出資してもらえるように自社の未来をグローバル視点で語れるCFOはまだ少ないですね。会計の専門家として生きていくには困りませんが、そのスケールで収まってしまうと日本経済が停滞してしまいます」

――今後の課題は

「日本の場合、会計やファイナンスといえば、良くも悪くも『簿記』や『経理』というイメージが強いという面があります。統計学者や分析者が『データサイエンティスト』という言葉でイメージが変わりましたが、われわれも会計ファイナンス人材のイメージを変革させていきたいと考えています。かっこいいものだというイメージになれば、それを目指そうという人も増えてくると期待しています」

【会社メモ】公認会計士資格スクール「CPA会計学院」や完全無料のeラーニング「CPAラーニング」、会計ファイナンス人材特化型求人サイト「CPAジョブズ」、会計ファイナンス人材特化型転職エージェント「CPASSキャリア」、生涯支援プラットフォーム「CPASS」などを手がける。本社・東京。2001年設立。24年公認会計士試験の合格者数は973人で、合格者占有率は60・7%。従業員数306人(23年12月時点)。

実家の呉服店を継ぐため資格取得も…

【呉服店】実家は呉服店を営んでいる。大学3年時に公認会計士試験に合格したが、「後を継ぐために会計を知っておけと親に言われて渋々勉強したというのが本当のところです」と笑う。だが、会計士試験に合格後、家業は継がずに起業したという。

「当時は呉服に魅力を感じていなかったんですが、いまとなってみれば刺繍(ししゅう)や染めなど専門技術が詰まっていることなど、日本文化の発信という展開もあるなと思えますね」

【起業】きっかけは「値段が安いスクールを作れると思ったのが一番ですね」という。

「ただ、最初の頃はきれいごとを言う余裕はなくて、ひたすら無料体験とかセミナーなどのビラを駅前で配りまくりました。そうやって、一人ずつお客さまを迎えられて満足させてというところから始めました」

毎年の合格発表日はいまも緊張するという。

「受かった方への『おめでとう』とダメだった方がいたことで自分の無力感、ふがいなさを両方感じる日です」

【遠泳】中学まではサッカー少年だったが、高校時代の部活では遠泳に明け暮れた。

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