1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 政治

江崎道朗 国家の流儀 石破政権、防衛費「GDP比3%」実現できるか 現状より9兆円増、財務省への説得は至難 トランプ氏、NATOには「5%」主張

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月15日 6時30分

よって、トランプ次期政権はこれまで以上の防衛費を要求してくるだろう。日本では「トランプ政権から言われるので、仕方なく防衛費を増やさないといけない」みたいな議論があるが、中国などの脅威に直面しているのは日本だ。米国から言われて防衛費を増やすという発想はおかしい。むしろ、日本も米国と同じGDP比3%を目指すべきだ。

ただ、GDP比3%といえば約18兆円で、現状よりも9兆円近く増やさないといけないことになる。問題は、それでなくとも党内基盤が弱い石破政権が、果たして自民党内の緊縮派や公明党、そして財務省を説得できるのか、ということだ。

このままだと、トランプ政権と財務省に挟撃され、石破政権は立ち往生することになるだろう。

■江崎道朗(えざき・みちお) 麗澤大学客員教授・情報史学研究家。1962年、東京都生まれ。国会議員政策スタッフなどを務め、安全保障やインテリジェンス、近現代史研究などに従事。「江崎道朗塾」を主宰。著書『日本は誰と戦ったのか』(KKベストセラーズ)で2018年、アパ日本再興大賞を受賞、23年にはフジサンケイグループの「正論大賞」を受賞した。著書・共著に『シギント―最強のインテリジェンス』(ワニブックス)、『日本がダメだと思っている人へ』(ビジネス社)など多数。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください