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ぴいぷる 尾碕真花 朝ドラ初挑戦で見えた自分のやり方 「虎に翼」出演・星のどか役 「1回よりも100回、100回よりも1000回褒めてほしい」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月30日 11時0分

尾碕真花(鴨志田拓海撮影)(夕刊フジ)

クールな視線に時折、柔らかい笑みが浮かぶ。その瞬間、さらに心が引き寄せられる。それだけ魅力の引き出しが多いということだろう。

現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演している。ヒロイン寅子(伊藤沙莉)の再婚相手、星航一(岡田将生)の長女、のどか役だ。〝朝ドラ〟は初めての挑戦だが、家族への複雑な思いを込めた表情が印象的な演技をみせる。

「朝ドラということで最初は大丈夫かなって不安でした。でも改めて第1話から見直して、この世界に入っていけるならワクワクするだろうなって思うと、楽しみでしかなかったですね」

現場では朝ドラならではの驚きや苦労もあるが逆に得るものも多い。

「スケジュールは詰まっているし、台本が次々と届くので、伊藤さんは本当にすごいですよ。ただ他のドラマと違って、撮影は流れに沿って進む〝順撮り〟が多いので、どんどん役に入っていけるのは魅力ですね」

共演陣も演技派がそろう心強い現場だけに、自身は新たな取り組みにチャレンジしている。

「私はすごく客観的になってしまうタイプなので、お芝居している途中でもいろいろと考えちゃうんです。だからなかなか没入できないので、今回はカメラテストまでは役に入り込もうとせず、本番でスイッチを入れるようにしたんです」

「泣かない芝居」で涙

どんな効果があったのだろう。

「泣くつもりはないのに泣いてしまうシーンがあったんです。今までなら泣くための準備をしていたんですが、今回は何もしていないのに、泣きすぎるぐらいに涙が出て。(共演する)みなさんのおかげで、自分の瞬発力も確かめられたし、自分のやり方がみえてきたと思います」

女優としてひと皮もふた皮もむけてきたようだ。しかし、もともと女優志望だったわけではない。2012年の「全日本国民的美少女コンテスト」(オスカープロモーション主催)で審査員特別賞に輝き、芸能界入りした。

「応募したのは11歳のときでしたが、背が高かったのでスタイルいいね、顔が小さいねと言われていたので、モデルになれるかなぐらいの安易な気持ちでした。(事務所の先輩の)上戸彩さんが好きだったんで会えたらいいなってフワッと思っていましたね。この世界で食っていくぞなんて気持ちはなかったです(笑)」

このときのファイナリストで結成したアイドルグループ「X21」のメンバーとして活動していたが、「私、写真を撮られるのが苦手だって気づいたんです。明るいライトが苦手で、ポーズを取りながらパシャパシャ撮られるのは楽しくないなあって思っちゃって…。だからファッション誌にも向いてないし、自然に演技の道へと進むことになるんですが、それも最初はレッスンがいやで…。覚悟が違ったんですね。思い出づくりぐらいの感覚だった私と、しっかりやりたい人とはスタートから違ったんです」と振り返る。

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