水原騒動から1か月…“イジリ”で見せた新通訳への感謝 大谷翔平、赤裸々に語った14分
Full-Count / 2024年4月25日 9時0分
■チームメートとの関係を聞かれ「新しい通訳が素晴らしい」
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間25日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地・ナショナルズ戦の試合前に囲み取材に応じた。元通訳の水原一平容疑者の話や、FAとなっていた昨年12月にあった「トロント飛行機騒動」についてまで、赤裸々に語った14分間。様々な質問が飛び出たが、大谷らしい返答が見られた。
グレーのニット帽にベージュのシャツの私服姿で球場入り。その10分後、ジャージに着替え取材に応じた。初見参のワシントンDCということもあり、米東海岸のメディアも多数集結。「ブルージェイズ以外にどの球団と話をしたのか」「親友だった人物に裏切られたことについて感じることは」――。際どい質問にヒヤリとする場面もあった。
それでも淡々と「ここでは具体的なチーム名は控えたい」「失ったというか、それ以上にチームメートもチームもそうですけど、サポートしてくれる人たちがたくさんいるので、むしろそっちの方がありがたい」と言葉を並べた。
水原容疑者が球団から解雇されてからわずか1か月と少し。取材ではチームメートとの関係を聞かれ、「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか」とウィル・アイアトン通訳をいじる場面もあった。アイアトン氏は照れながら「The new interpreter is probably pretty good!(新しい通訳が“おそらく”素晴らしい)」と自らを訳して笑いを誘った。
アイアトン氏の本職は編成部の主任。選手の育成や能力開発の担当ながら、クラブハウスでは球団広報との囲み取材の設定など常に球団スタッフや選手らと話している。大谷がドジャース1号を放った時は訳し方で行き違う場面もあったが……。多忙を極めるもう一人の“二刀流”への大谷らしい感謝の示し方だった。
試合前の時点で6本塁打、14打点。打率.364、OPS1.107は両リーグトップに立つ。記者にとって、大谷の取材をするのは昨年9月以来。様々な出来事があったが……。記者が心配することなど、何もなさそうだった。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
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