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マウンドでの握手を「離したくなかった」 “盟友”石川が見た青木「最高に格好よかった」

Full-Count / 2024年10月2日 21時59分

広島戦に登板したヤクルト・石川雅規と握手する青木宣親【写真:小林靖】

■青木の引退試合に登板した石川「最後投げられたのが本当にうれしかった」

■ヤクルト 5ー3 広島(2日・神宮)

 ヤクルト・青木宣親外野手の引退試合が2日、神宮球場で行われた。長年ともにチームをけん引してきた石川雅規投手が3番手で登板し、1/3回を無失点。3アウトとなるとマウンド上で2学年下の盟友を出迎え「信じられないっていうのが本当にありますけど、いつもセンターを向くと青木がいたので、最後そういう場面で投げられたのが本当にうれしかったです」と喜んだ。

 握手を交わした手を、しばらくそのままにしていた。「いや、離したくなかったですね」。大観衆が見守る中、2人だけの時間を楽しんだ。投手は石川、野手は青木がけん引し、悲願の日本一も手にした。「なかなか年齢が近い選手がいないっていう中もありますけど、やはり青木とは凄く内容の濃い時間だったので、凄く寂しい思いが強いですね」と噛みしめるように言った。

 青木はこの日、慣れ親しんだ「1番・中堅」で先発出場し、4打数2安打。守備では外野のすべてのポジションに就いた。振り返るといつも頼もしかった背番号「23」を目に焼き付けた石川は「やっぱり最高に似合っているし格好よかったですね」と名残惜しそうに次のステージに送り出した。(町田利衣 / Rie Machida)

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