NPBに眠る“お宝” 世界にバレた22歳の才能…村上宗隆、戸郷翔征より高評価
Full-Count / 2025年1月14日 6時30分
■オリ山下は「NFLのQBのような屈強な体格」
NPB(日本プロ野球)に眠る逸材に米も注目している。米データサイト「ファングラフス」では海外選手の有望株ランキングが掲載されている。1位には、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手が選ばれ、3位には2022年に3冠王を成し遂げたヤクルト・村上宗隆内野手がランクイン。そして2位に、オリックスの22歳右腕、山下舜平大が堂々の選出となった。
同サイトの寸評で、山下は「2023年に大きな成長を遂げた有望株」とし、同年は「速球の平均球速が5マイル(約8キロ)も上昇した」と言及。この年、山下は1軍初登板を開幕投手として迎え、16先発で9勝3敗、防御率1.61、101奪三振の好成績を収めた。ただ、「2024年は序盤から苦戦し、ブルペンに配置換え、2軍降格を味わった」と指摘したが、再昇格後は「劇的な復活を遂げ、圧倒的な支配力を発揮した」と振り返った。
山下の高評価の要因には、「NFLのクォーターバックのような屈強な体格」に加えて、「90マイル中盤の速球、打者を仕留める鋭い70マイル後半のカーブ、さらに2023年後半から改良が進んだスプリッターは、2024年の終盤には非常に多くの空振りを生み出し、彼のどの球種よりもボール球を振らさせる効果を発揮した」と、威力抜群の球種があるという。
「21歳の時点では『将来的に球の質、制球力、完成度のすべてを兼ね備える選手になるかもしれない投手』だったが、現在では実際に有する選手になった」と、たった1年で急成長したことに驚きを隠せない様子。それでも「サンプル数がまだ少ないため、彼のプロフィールには不安定な要素が残っている。2024年序盤の苦戦は、前シーズンのイニング増加による疲労が原因だった可能性がある」とした。
ただ、「彼の球種、体格、身体能力を鑑みれば、MLBの先発ローテーションの3番手として通用する素質を示している」と絶賛した。また、渡米時期についても言及しており、マイナー契約しか結べない“25歳ルール”が適用されない2027年以降になるのではとしている。(Full-Count編集部)
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