ダルビッシュが驚いた日本投手「メジャーと変わらん」 衝撃数値に「こっちのほうが凄い」

パドレス・ダルビッシュ有【写真：Getty Images】

■2023年WBCでダルビッシュが日本投手のレベルの高さを実感

　パドレスのダルビッシュ有投手は、2023年3月のWBCに出場。野球日本代表「侍ジャパン」の優勝に大きく貢献した。その際に驚かされたのは、NPB投手のレベルの高さ。メジャーの投手より優れていると実感したという。元日本ハムの杉谷拳士氏YouTubeチャンネルに出演し、明かしている。

　日本代表には有力投手がズラリ。ダルビッシュ、エンゼルス・大谷翔平（現ドジャース）のメジャー勢の他、オリックス・山本由伸（現ドジャース）、楽天・松井裕樹（現パドレス）、ロッテ・佐々木朗希（ポスティング申請中）、中日・高橋宏斗らそうそうたるメンバーが集結した。

　ブルペンでの投球を見て目を驚かされたという。「みんなすごかった。山本くん、佐々木くんも高橋宏斗くんも松井くんも……そこ（日本代表）に来る人はみんな凄かった。メジャーの選手と変わらんし、むしろそれ以上という人ばかりでびっくりした」と振り返っている。

　実際に、弾道測定分析機器「ラプソード」で測定された数値でも、メジャーの投手を上回っている部分は多かったという。「俺はメジャーの選手を見ているから、『え、こっちの方が凄いじゃん』というのは結構いて。その時はみんなに『メジャーの選手より良いからね』と言った。それは本気で思っていた」と語っている。

　今オフは菅野智之投手がFA権を行使してオリオールズへ移籍。佐々木の他にも阪神・青柳晃洋投手、中日・小笠原慎之介投手がポスティング申請している。「投手に関してはフィジカルに対する意識は高くなっているし、強くするのにどうしたらいいか理解できている。知識が増えてきている」と、ダルビッシュも日本投手の進化に目を見張っている。（Full-Count編集部）