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(追記)DeNAが無料通話アプリ『comm』をリリース 「会員情報を第三者に利用させることが出来る」という規約は大丈夫?

ガジェット通信 / 2012年10月23日 18時52分

大手ソーシャルゲームサービス『mobage』を運営しているDeNAがこのたびiOS、Android、PC向けに無料通話アプリ『comm』をリリース。無料通話といえば古くは『Skype』、スマートフォンが普及してからは数々の無料通話アプリが登場し『Viber』などが存在する。

中でも国内ではNHN JAPANが開発した純日本製アプリ『LINE』が有名である。韓国では『カカオトーク』が普及しており、無料通話のほかにメッセンジャーアプリとしても多くのユーザーに利用されている。その『カカオトーク』の人気にあやかって開発されたのが『LINE』である。国内でリリースされるとたちまち普及しユーザー数6000万人を突破するほどの人気アプリとなった。

そんな『LINE』の人気に便乗しようとしたのか、大手ソーシャルゲームサービスのDeNAが『comm』をリリースしたのだ。中身が『LINE』に似ている、類似しているという点はほかのアプリにも言えることだが、問題は利用規約である。利用規約に目を通してみると次のような一文が目に付く。

“全ての会員記述情報を無償で複製しその他あらゆる方法により利用し、また、第三者に利用させることが出来るものとします。”

この一文から察すると、DeNA側が得た個人情報は第三者が利用しても良いという規約である。

『comm』の登録にはFacebookアカウントもしくは電話番号の登録が必要で、そのあとに氏名、生年月日などの個人情報登録が求められる。また電話帳もアップロードされる。

第三者への利用はDeNAの『mobage』との連動の際に名前を利用するといった、将来的な展開のために設けられた規約なのか、それともほかに個人情報を利用する予定があるのか。どういった目的で定められた規約なのかは現在DeNAに問い合わせ中なので、回答が来るまで待っていてほしい。

『カカオトーク』や『LINE』のヒットを筆頭に今後もこのようなメッセンジャーアプリが急増することは間違いないだろう。そのたびに話題として挙がるのは個人情報の問題だ。ユーザーは電話番号や氏名を渡している分、規約の内容に敏感になっても仕方ないところだ。

DeNA、無料通話サービス『comm』を世界204の国と地域で配信開始~

■追記 2012/10/23 18:55

上記規約は運用上必要なもので、規約として記述したものであり、ユーザーが記述した会員情報を第三者に提供したり開示したりは一切ないとのこと。

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。



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