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GarminのGPSウォッチ「INSTINCT」eスポーツモデルをレビュー 心拍数やストレスをリアルタイム表示してゲーム実況してみた

ガジェット通信 / 2021年3月10日 20時10分

ガーミンジャパンが2月に発売したGPSウォッチ「INSTINCT(インスティンクト)」のeスポーツモデル「INSTINCT Esports Edition」のレビューをお届けします。eスポーツプレイヤーやゲーマー、ゲーム実況者向け機能を利用して実際にゲーム実況した手順も紹介するので、これから使ってみようという人は参考にしてみてください。

INSTINCTは、GPS/GLONASS/みちびき/GALILEO対応のGPS機能に、アメリカ国防総省が定めるMIL-STD-810G(耐水・耐熱・耐衝撃)規格準拠のタフネス性能が特徴のアウトドアGPSウォッチ。内蔵する心拍計で計測した心拍数やストレス、消費カロリー、睡眠など健康状態の確認ができるほか、水泳、ランニング、サイクリングなどアウトドアスポーツやジムトレーニングに活用できるアプリを搭載。通知やカレンダー、天気などスマートフォンとの連携機能も利用できます。

Esports Editionでは、eスポーツプレイヤーやゲーマー、ゲーム実況者がよりゲーム能力を発揮し、ゲーム観戦をさらに楽しめる機能として、eスポーツをアクティビティとして記録する機能を搭載します。eスポーツモードでは、ゲームをプレイしながらプレイ時間と心拍数、ストレス値を記録。

計測結果はスマートフォンアプリ「Garmin Connect」から確認することができます。心拍数の推移やストレスからプレイを振り返ったり、パフォーマンスの向上に貢献するとしています。

Esports Editionの面白いところは、ウォッチで計測した数値をeスポーツやゲーム実況のストリーミングでリアルタイムに表示するオーバーレイ画面として利用できること。白熱したゲームプレイを、より臨場感のある演出で伝えることが可能になります。

オーバーレイ画面の作成には、Garminが無償提供するWindows用アプリケーション「STR3AMUP!(ストリームアップ)」を使用します。アプリケーションでは、BluetoothでPCと接続したEsports Editionから「心拍数」「ストレス」「Body Battery」の値をリアルタイムに取得して表示。それぞれの値は数字やグラフで表示できる他、設定した閾値を超えるとイラストを表示したり、配信用ソフトのショートカット操作をするなど数値と連動した演出も可能。ちなみに、Body Batteryは心拍数とストレス、睡眠状況、アクティビティから算出した残り体力の指標です。

オーバーレイ画面に使いたい要素を選んで「オーバーレイを作成」をクリックすると、オーバーレイ画面をウィンドウで表示します。ウィンドウはクロマキー処理しやすいように、グリーンバックで表示してくれるのがポイント。

今回、ストリーミング配信ソフト「OBS Studio」でオーバーレイ画面を使ってみます。自分を映すカメラ映像の上に、ウィンドウキャプチャとしてオーバーレイ画面を選択。

ウィンドウキャプチャを選択した状態でエフェクトフィルタに「クロマキー」を追加すると、数値のメーターだけを重ねて表示できるようになります。自分を映すカメラ映像をクロマキー処理するために、イスの背もたれに取り付けて使用できる背景スクリーンを使用しました。

ビデオ会議のバーチャル背景合成に役立つエレコムの「折りたたみ式クロマキー背景スクリーン」を使ってみた

https://getnews.jp/archives/2933243

HDMIケーブルからキャプチャーボードを経由してUSB入力したゲーム画面を、映像キャプチャデバイスとして画面に追加すると、手首で計測した心拍数、ストレス、Body Batteryをリアルタイム表示するゲーム実況画面が完成です。参考までに、キャプチャーボードはドライバーいらずで簡単に使える「MonsterX Lite」を使用しています。

一眼レフやビデオカメラを手軽にウェブカメラ化するUSBビデオアダプター「MonsterX Lite」 エスケイネットが4980円で発売へ

https://getnews.jp/archives/2664020

毎週金曜にYouTube LiveとTwitterで配信しているライブ配信番組「ガジェット通信LIVE」でゲーム実況をしてみるために、ブラウザベースで利用できるライブ配信ツール「StreamYard」に出力してみます。OBS Studioで合成した画面を「仮想カメラ」として出力し、StreamYardに入力するカメラに「OBS Virtual Camera」を選べばOKでした。

StreamYardの詳細については、吉田編集長の記事をご覧ください。

多機能ライブ配信ツールStreamYard(ストリームヤード)が便利で楽しい! / ガジェット通信LIVE第0回 放送後記

https://getnews.jp/archives/2928528

先週配信したガジェット通信LIVEでは緊張感のあるプレイ内容になるように、Nintendo Switch「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」でまだ倒したことがない敵キャラ、闘技場のライネルと対決しました。下記の動画はゲーム実況コーナーからご覧いただけます。

2021年2月の人気記事を振り返ろう / ガジェット通信LIVE 第5回(YouTube)

https://youtu.be/pPXZ0mWtyco?t=2044[リンク]

開始時は緊張からか、心拍数100程度、ストレスが90程度、Body Batteryは6(低い!)でしたが、プレイを進めるとストレスは80程度に低下。仕事しているより、ゲームで遊んでいる方がリラックスできるということなのでしょうか(笑)。

バトロワ系FPSやホラーゲームなど、より緊張感のあるゲームではまた違った結果が出そうです。数値の変化を見て盛り上がれるので、eスポーツ競技やゲーム実況の演出として今後定着していくかもしれません。Garminは、eスポーツのプロチームSCARZ(スカーズ)とスポンサー契約を締結。彼らへのインタビューや人気ストリーマーグループGamers×Gamers(げまげま)とのコラボ動画も特設サイトで公開しています。

Instinct Esports SPECIAL INTERVIEW eSportsのプロチーム&人気ストリーマー限定インタビュー | Garmin 日本

https://www.garmin.co.jp/event/2021/esports-interview/

Esports Editionの価格は3万3800円(税別)。日本で購入できるアジア版の特別仕様として、ゲームの世界観を表現したウォッチフェイスを設定できるのも嬉しいところです。サイバーな雰囲気の「SF」、照準をイメージした「スナイパー」、アナログの長針と短針を剣、サブ画面を盾に見立てた「剣と盾」のテーマが選択できます。

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