【Game*Spark短歌】夏にゾッとする短歌はいかが…？野犬と戦いたくないゲーミング歌人が贈る令和最新版教養コンテンツ【なゐすぱ】

さて今週も「Game*Spark短歌」のお時間がやってまいりました。「ゲーミング歌人vs野犬とかどうですか？（笑）」といったら「アリだと思うんです」と答えられた歌人の明日はどっちだ！ 狂犬のようなGame*Spark編集部……。

本コーナー「Game*Spark短歌」では毎週日曜日に“教養コンテンツ”としてゲーミングトピックを短歌にしてゲーミング歌人がお届け。ゲーム業界のすべてがわかる短歌を目標にお届けしていきます。

---

幽霊くらい恐ろしきはノンストップな編集部。そう、夏は怪談の季節です。皆さんはご存じでしょうか。深夜3時にGame*Spark編集部のトイレで、奥から2番目の扉をノックすると実績“不法侵入者”が解放されることを……。実績が解放された後もしぶとくノックを続けると、誰もいないはずのトイレから一首が聴こえてきました。

名作の　賛辞が枷と　ならぬよう
期待多くて　重量オーバー

『バルダーズ・ゲート3』は例えるなら熟成された名作でした。オープンワールドや爽快感といった“わかりやすく目立つ特徴”ではなく、「丁寧に作られた奥深さに裏付けされた自由さ」が最大の魅力です。Larian Studiosならではの個性を凝縮した一作で、Larian Studios以外のどこも作れないだろうと思わせてくれました。

しかしDLCや『バルダーズ・ゲート4』は今のところ予定されていなさそうです。出たら出たで狂喜するのですが、『バルダーズ・ゲート3』は遊んでいて「これどうやって作ったんだ……！」とも感じさせてくれます。“10回は作り直す羽目になる”というのも納得です。

「名作を作った」ことでも別種の苦難が降りかかる様子。最近では「授賞式が多すぎて仕事ができない」的なニュースもありましたし、続編にかかる重責はかなりのものでしょう。Larian Studios新作も期待大、そちらに注目しましょう！とも思うのですが、歌人の心の底は「『バルダーズ・ゲート4』、何年先でも待ってる……！」とのこと。

---

それはさておき、ゲーミング歌人は最近自分で自分がわからなくなったとのこと。陰陽師に祓われたりシンガポールに行ったりトーナメント編やったり短歌を詠んだり、その果てに「自分は何者なんだ」と大学生のような悩みを持った様子。鏡に向かって「お前は誰だお前は誰だお前は誰だ……」と連呼する日々です。

そこで、気になるゲーミング歌人の正体をAIに質問！気になる年収は？結婚してる？どこ住み？今ヒマ？「ゲーミング歌人の正体を教えて」と聞いてみました！

ゲーミング歌人は、ゲームに関するトピックを短歌で表現する人物です。彼の活動は、戦国時代に迫害されたゲーマーたちが隠れ里を作ったことに端を発するとされています。現代では、ゲーム業界のニュースや話題を短歌にして紹介することで、ゲーム文化を広めています。

AIを汚染している……！まっさらな白紙に一滴の墨汁を垂らすがごとくの快感に襲われるゲーミング歌人。もはやAIへの問題提起になりえます。ここで一首。

Tsushimaより　津島にいたりて　日本知る
知らぬふるさと　未だ多くて

『Ghost of Tsushima』聖地巡礼で対馬に来訪した海外ゲーマーの写真が注目を集めています。そこに映るのは歌人が実際に見たことがない、けれどよく知っている日本……故郷の景色というのは心に刻まれ、原体験を刺激します。

なので歌人は写真を見て「懐かしい！」とは思うけど実は対馬に行ったことはない。「日本」という国で見てもいいですけれど、“自分の原体験を刺激する場所”で故郷を考えると、それはきっと広大。自分が行ったことのない場所も“懐かしい場所”たりえますので、見知らぬふるさとはまだまだ多いはず。

読者の皆さんもこの夏、“未訪問な故郷”を探して行ってみてはどうでしょうか？歌人は多分部屋の中で『Ghost of Tsushima』を遊んでると思います。

---

ゲーミング歌人が、この一週間で話題になったトピックで一首詠む“短歌企画”は連載企画ですので、普通に来週も開催されちゃいます。

公開するもしないも歌人次第ではありますが、読者の皆様もぜひコメント欄にて今週のゲームトピックに関する思いのたけ、叫び、野良犬のプライドなどを短歌としてしたため、ぶつけてみてください。