香川真司インタビュー「サッカーの神様が自分をへし折ってくれた」
ゲキサカ / 2014年8月1日 22時47分
マンチェスター・ユナイテッドで3シーズン目を迎える日本代表MF香川真司。12-13シーズンはアレックス・ファーガソン、13-14シーズンはデイビッド・モイーズ、そして今季はブラジルW杯でオランダ代表を3位に導いたルイス・ファン・ハール新監督の下でプレーすることになる。ブラジルW杯で味わった悔しさをバネに、日本の10番はどう這い上がろうとしているのか。ゲキサカが直撃インタビュー――。
―いよいよマンチェスター・ユナイテッドでの3シーズン目が始まります。今、どんな思いがありますか?
「まずはW杯のことを切り替えていかなきゃいけないと思っています。正直、まだまだ心の隅に悔しさが残っています。なかなか消え去るものではないんだなと。ただ、そういうものと向き合いながら、次の一歩を踏み出さないといけない。そのための覚悟であったり、情熱であったり、そういうものをしっかり持つことが次につながるのではないかと思います」
―ブラジルでも課題として挙げていた「自分に勝つ」ということ。そのためにどうしていきたいと考えているのでしょうか?
「やはり、その場だけで勝つというのは難しい。日ごろの戦いが大事になってくるのではないかと思います。日ごろ、どれだけ自分と向き合っていくか。自分と向き合うのは本当に難しいんですけど、そういうところから逃げずにやることが、自分のメンタルを鍛える一つの方法だと思います」
―自分に向き合うというのは苦しみを伴う作業でもあります。
「うまくいかないときというのは、どうしてもその現実から目を背けてしまいがちですが、そういうときに自分自身と向き合って、『何が悪いのか』『なぜ結果が出なかったのか』を考える必要があると思います。向き合っていくしかないのかなと思うんです。その後は行動に移していくこと。『練習が足りなかったのではないか』とか、『厳しい戦いの中で勝つための情熱が足りなかったのではないか』とか、そういう細かいところが勝敗を分けるのではないかと思っています」
―それが向こう4年間の課題にもなる?
「4年間悔いなくやれたら、やってきたことは必ずピッチで表現できると思います。今回はやはり、まだまだ自分のサッカーに対する思いが足りなかったということをサッカーの神様が教えてくれたんじゃないかと思いますし、逆に言えば、これで満足していた自分をへし折ってくれたのだと思います。自分はもっと成長して、もっと上を目指さないといけないんだということを強く教えてくれました。それを噛みしめてやっていきたいです」
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