一時はドイツ代表待望論も出た酒井高徳はFIFAワールドカップで何を感じたのか
ゲキサカ / 2014年8月7日 17時24分
2014 FIFAワールドカップ ブラジルはドイツ代表の24年ぶりVで幕を閉じた。一方、日本代表はと言えば、1分2敗のグループリーグ敗退。世界との差を痛感させられる結果となった。チーム最年少で選出されたDF酒井高徳だが、昨年のFIFAコンフェデレーションズカップに続き、今夏のワールドカップでも出場機会が与えられることはなかった。一時はドイツ代表の待望論まで出た男は、今大会をどのように振り返るのか。ゲキサカが直撃した。
―2014 FIFAワールドカップ ブラジルが終わりました。今、率直にどんな心境ですか?
「終わってすぐはやっぱり悔しかった。出れなかったことももちろんですし、いろんな意味の悔しさがあった。でも少し時間も経った今はもう4年後までどうしていこうかなという風に目が向いています。新しいほうにスタートするというか、今では自分の中でも徐々に準備していっているという方が強いですね」
―酒井選手もプレーされているドイツが優勝するという結果に終わりました。ドイツ代表の強さをどのように感じましたか?
「ワールドカップを見ていて、前回大会から比べてもサッカーに向かう姿勢というかスタイルが明らかに違うなと感じました。本当にサッカーって難しいなと思った。なんで日本が結果が出なくて、ドイツが結果が出たかと言われると、ここっていうポイントだけじゃないと思うんです。例えば個人の差というのは絶対あったと思うし、各国のスターの選手というのは、明らかにレベルが違うなと感じましたし」
―個人の差という部分ですが、ドイツでプレーされている酒井選手は普段から感じることは多いと思います。
「予想を超えるような驚きはなかったのですが、個人的な選手に関してはレベルが違うなとは改めて感じました。日本と対戦したチームにも見られたし、ワールドカップ全体でも多く見られました。日本は全員で守って、全員で攻めるという意識が高すぎるせいか、個が飛び抜けた選手が少ないのかなと感じました。もちろん中心選手はいるし、それは間違いないのですが、例えばコロンビア戦でハメス・ロドリゲスが出てきたときみたいな違いを生み出せる選手が日本にいたかというと、いなかった。あれだけ流れを変えられる選手が日本にはいなかった。それは先発とか途中は関係ない。そういう選手がいるかいないかだったのかと考えると、個人に圧倒的な差があったのかなと思います」
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