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[クラブユース選手権U-18]激闘の結末は非情な抽選、F東京U-18が決勝切符つかむ

ゲキサカ / 2014年8月2日 7時5分

 やや打ち合いの展開ながら、前半は劣勢だったJFAアカデミー福島が盛り返してきた後半18分、試合は雷雨のため一時中断となった。約1時間という長い中断で主催者側は冒頭の判断を下した。25分ほどの時間で逆転を狙うJFAアカデミー福島は試合再開と同時にまたも草野がパワフルな突破を敢行。味方がクロスバー直撃のシュートを放ち、勢いを見せる。後半36分には谷口の突破から得たFKで、左DF高森大夢のセンタリングを草野がヘッド。そして40分、中盤でボールを奪った浅見貫太から飛鷹啓介を経由して浜田のポストプレーにつなぐと、谷口がシュート。これはポストをたたいたが、跳ね返りをFW加賀山泰毅が押し込んで、ついに同点とした。JFAアカデミー福島のシュート数は前半3本、後半11本。猛烈な巻き返しだった。

 しかし、試合は結局1-1で終了。両チームのキャプテンによる抽選となった。それぞれが選んだ封筒を開けた瞬間、叫び出したのは、F東京のキャプテン、大西拓真だった。当然、チームメートは歓喜。それを呆然と見たJFAアカデミー福島の金城ジャスティン俊樹の表情には、何とも言えない虚無感が漂っていた。前半がF東京のゲームだったことは間違いなく、後半にJFAアカデミー福島が見せた粘りも素晴らしかった。F東京の佐藤一樹監督は「ただじゃ死なないというか、しぶといというか。大したもの。再開後は、完全にアカデミーの方が良い入り方をしていた。持ち直すのは難しかった」と相手を称えつつ、激戦から決勝の切符を持ち帰った選手を称え、JFAアカデミー福島の中田康人監督も「胸を張って帰ろう、負けないで帰れる、今度再開するプレミアリーグEASTで悔しさをぶつけられるように努力しようと選手には伝えた」と教え子の奮闘に誇りを示した。

 決勝戦は、2日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、F東京は三菱養和SCユースと対戦する。F東京は馬場憂太を擁した2001年、三田啓貴(現F東京)や重松健太郎(現栃木)を擁した2008年に優勝しており、今大会を制すれば、6年ぶり3度目の優勝となる。

(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
【特設ページ】第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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