[総体]創立100周年控える「紫」の鹿児島実が大逆転!伝統校対決制す!!
ゲキサカ / 2014年8月2日 23時25分
[8.2 全国高校総体1回戦 盛岡商高 2-3 鹿児島実高 韮崎中央公園芝生広場]
平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技1回戦が2日に行われ、9年ぶり出場の伝統校・鹿児島実高(鹿児島)は3-2で盛岡商高(岩手)に逆転勝ち。復活の白星を挙げた。
前半28分までに2点のビハインド。18分にミスから盛岡商FW根子裕将(3年)に先制点を献上すると、28分にも根古にゴールを許した。全国高校選手権優勝2回、準優勝3回など輝かしい歴史を持つ鹿児島実も最後に総体に出場したのは05年で選手権も07年度が最後と現在のメンバーは全国を経験していない。この日は明らかに動きが硬かった。ただ創立100周年を来年に控え、スクールカラーの紫で彩られたセカンドユニフォームで初めて全国を戦った名門は、トレーニング通りの形から奪ったゴールと「伝統の力」で逆転勝ちをおさめた。
鹿児島実は0-2の前半34分、セットプレーのクリアボールをつなぐと、右SB鮫島大(3年)が中央からPAへ浮き球を入れる。これを胸でコントロールしたCB内屋椋佑主将(3年)が豪快な左足シュートを叩き込んで1点差。これで息を吹き返した鹿児島実は後半、セットプレー、クロスからチャンスを量産する。
だが根古、FW大澤玲央、MF千葉秀平(3年)と攻撃タレント並ぶ盛岡商もカウンターから反撃。前線でボールを収める大澤やDFを振り切る千葉のスピードを活かして3点目を狙った。23分には大澤のポストワークからディフェンスラインをブレイクしたMF吉田廉(3年)がチャンスを迎えるなど鹿児島実に冷や汗をかかせる。
191cmFW前田翔吾(3年)の高さを駆使して圧力をかける鹿児島実だったが、盛岡商のゴール前、中盤の守りはともに堅く、同点ゴールを奪えないまま試合終盤を迎えていた。それでも32分、鹿児島実は鮫島の右クロスをファーサイドの前田が頭で丁寧に右後方へ落とすと、走りこんできたMF井上黎生人(3年)が右足ダイレクトでゴール右隅へファインショットを突き刺す。
フィジカル能力の高さを武器に存在感を放っていた井上の起死回生の一撃で同点に追いついた鹿児島実は、後半アディショナルタイム突入後の36分に劇的な決勝点を奪う。中盤から左オープンスペースへ展開すると、MF福島立也(3年)がクロスを放り込む。ファーサイドから勢いを持って飛び込んだ前田が圧巻の高さからヘディングシュート。これがゴール左隅を破り、決勝ゴールとなった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
首位・大宮は最下位・岩手に苦戦も杉本健勇の2戦連続決勝弾などで連勝し首位ターン! 2位沼津はYS横浜にホーム初勝利をプレゼント、3位福島、5位相模原も勝ち点落とす【明治安田J3第19節】
超ワールドサッカー / 2024年6月29日 21時28分
-
「隙を突いて、隙を与えない」。長崎総科大附が長崎準決勝を4-0で突破し、宿敵とのリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2024年6月28日 11時56分
-
個人、チームで再現性を出した崩し。三重がタフな四中工をPK戦で下して「一歩前進」の三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 19時24分
-
2年前に選手権経験し、基準、目標が向上。先発2年生8人の津工が優勝した新人戦に続き、インハイ予選でも三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 8時29分
-
公立の伝統校・前橋商が無敗首位相手に健闘。支援も後押しに初のプリンス関東で成長を続ける
ゲキサカ / 2024年6月24日 13時39分
ランキング
-
1大谷翔平 球宴8打席目で初アーチ 主役の豪快な先制3ランにファン総立ち 日本選手初の柵越え弾
スポニチアネックス / 2024年7月17日 9時56分
-
2「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
3真美子夫人の気遣いが「日本人らしい」 大谷と夫婦揃って球宴、話題になったさりげない行動とは
THE ANSWER / 2024年7月17日 8時4分
-
4大谷翔平の“球宴初アーチ”に今永昇太も口あんぐり 確信弾に同僚すら驚愕
Full-Count / 2024年7月17日 10時15分
-
5スター軍団でも大谷翔平“大人気”「全員が彼のもとへ」 怪物が明かす球宴の裏側
Full-Count / 2024年7月17日 15時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください