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[総理大臣杯]連覇へ向けて逞しさ感じさせる一歩・・・流通経済大が福岡大撃破!

ゲキサカ / 2014年8月12日 7時20分

[総理大臣杯]連覇へ向けて逞しさ感じさせる一歩・・・流通経済大が福岡大撃破!

[8.11 総理大臣杯全日本大学トーナメント2回戦 流通経済大 1-0 福岡大 ヤンマーフィー]

 夏の大学日本一を争う第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの2回戦が11日に行われ、ヤンマーフィールド長居では昨年度の王者・流通経済大(関東5)と31回という最多出場回数を誇る福岡大(九州1)が対戦した。

「こうなるのは想像していた。福岡大とは昨年の準決勝で対戦して、PK戦で勝利している。うちの学生以上に、福岡大の学生はリベンジしたいという思いが強いはず」という流経大・中野雄二監督の言葉通り、東西を代表する実力校同士の対戦は序盤から、激しいぶつかり合いを見せ、均衡した展開が続いた。

 名古屋グランパスでプロデビューしているCB大武峻(4年=筑陽学園高)を天皇杯2回戦(対広島)の退場処分のために出場停止で欠いた福岡大だったが、代役の中島大貴(2年=筑陽学園高)と武内大(4年=国見高)のCBコンビが、躍動感のあるFWジャーメイン良(1年=流通経済大柏高)を起点に仕掛ける流経大の攻撃陣に仕事をさせない。一方で攻撃陣は、奪ってからはロングボールからFW山崎凌吾(4年=玉野光南高)がチャンスを伺ったが、「今までの流経大は高さに弱さがあったけど、今年はタフに戦える選手が多いのでカバー出来ている」(中野監督)という流経大の粘り強い守備を崩せずシュートまで持ち込めない。

 スコアが動かないまま時計の針が進んでいくが、徐々に流経大が左サイドのMF中村慶太(3年=流通経済大柏高)を起点に好機を作り始め、29分には左サイドで浮き球を収めた中村がPAにパスを入れ、MF江坂任(4年=神戸弘陵高)が反応。このチャンスは福岡大DFに潰され、シュートまで持ち込めなかったが、めげずに左サイドから積極的に仕掛け続けて流れを引き寄せると、32分には左からのショートCKを受けた中村がPA左外から強烈なシュートを狙う。これはGKに弾かれたものの、こぼれ球をDF田上大地(3年=流通経済大柏高)が押し込んで、流経大が先制する。福岡大も40分にDFのクリアボールから山崎がGKと1対1の場面を迎えたが、飛び出したGK吉田一也(4年=奈良育英高)に阻まれ、流経大が1点リードのまま前半を終えた。
 
 後半からは逆転を狙いに出た福岡大が厚みのある攻撃を繰り出し、立ち上がりから押し込む展開となった。12分には右コーナーのこぼれ球をPA左で拾ったMF木本恭生(3年=静岡学園高)が狙ったが、惜しくも右ポストに直撃。20分にはクリアボールが前線に入り、山崎が突破に入るが素早く寄せたDFに阻まれ、シュートが打てず。それでも、強引に左へと展開し、MF川上竜(2年=福岡U-18)がシュートを狙ったが、またもやDFに阻まれ、ゴールが奪えず。「相手は攻撃の人数をかけてくるから蹴り所と、競る選手、カバーに入る選手の役割を明確にするように伝えた」(中野監督)というハーフタイムの指示が上手く機能した。

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