“アギーレ色”を出したサプライズ選考…初陣に初選出5人
ゲキサカ / 2014年8月28日 20時37分
初陣から“アギーレ色”を出した選考となった。日本代表のハビエル・アギーレ監督は28日、都内で記者会見を行い、9月5日のウルグアイ戦(札幌ド)、同9日のベネズエラ戦(日産ス)に向けた日本代表メンバー23人を発表。FW皆川佑介(広島)、FW武藤嘉紀(F東京)、MF森岡亮太(神戸)、DF坂井達弥(鳥栖)、DF松原健(新潟)の5人が初選出され、候補合宿を除けばGK林彰洋(鳥栖)も初の日本代表招集となった。
ブラジルW杯メンバーで引き続き招集されたのは12人。半数近くを入れ替え、「過去のリストを見て選んだわけではない」と、来日から2週間余りで自ら選考を主導した。「23人がゼロからのスタート」と強調する指揮官にとっては、23人全員が“初選出”となる。
「一人の話をしたら23人の話をしないといけない」。個別の選手に言及することは避けたが、皆川、武藤のFW2人については「2人とも、他の選手のケガによって招集される形になった」と、ケガの影響で招集を見送ったFW香川真司(マンチェスター・U)、FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)に代わる選出であることを認め、「若くて、攻撃的で、ハングリーな選手なので、代表に合っていると思う」と期待を寄せた。
F東京U-18出身の武藤は慶應義塾大に進学し、大学3年時の昨年7月に特別指定選手としてF東京でJリーグデビュー。今季は在学中のままプロ契約を締結し、開幕戦から先発出場した。“現役大学生Jリーガー”は今季すでにJ1で20試合に出場し、7得点。23日の浦和戦ではアギーレ監督が視察する前で2ゴールを挙げるなど、圧巻のパフォーマンスを見せた。
抜群のスピードと切れ味鋭いドリブルでの打開力が魅力の武藤に対し、皆川は186cmの恵まれた体格が売りのストライカータイプだ。前橋育英高から中央大に進学し、今季、広島に新加入。これまでにJ1で7試合に出場し、2ゴールを記録しているが、先発は23日のC大阪戦が初めてだった。長身を生かしたポストプレーだけでなく、左右両足ともに足下のテクニックは確かで、前線からのハードワークも持ち味の一つだ。
森岡は、所属する神戸がJ1に復帰した今季、トップ下の位置で才能を開花させつつある「10番」タイプだ。確かなテクニックと左右両足のキックには定評があり、鋭いスルーパスでFWマルキーニョスやFWペドロ・ジュニオールの得点機を演出。4-3-3を基本布陣に掲げるアギーレジャパンに純粋なトップ下のポジションはないだけに、アギーレ監督の目には、さらに引き出せるポテンシャルがあると映ったのかもしれない。
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