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[プリンスリーグ東海]「憎らしいほど強いチームへ」初の選手権、プレミア昇格狙う浜松開誠館が3発2位浮上!

ゲキサカ / 2014年9月1日 13時9分

[プリンスリーグ東海]「憎らしいほど強いチームへ」初の選手権、プレミア昇格狙う浜松開誠館が3発2位浮上!

[8.30 高円宮杯プリンスリーグ東海第10節 浜松開誠館高 3-2 藤枝明誠高 藤枝明誠高G]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プリンスリーグ東海は30日、第10節を行い、3位の浜松開誠館高(静岡)と10位の藤枝明誠高(静岡)との一戦は、3-2で浜松開誠館が勝利。浜松開誠館はプレミアリーグ参入戦進出圏内の2位へ浮上した。

 静岡県西部地区、静岡県中西部地区をそれぞれ代表する私立校対決。09年度に高校選手権と全日本ユース選手権でともに8強進出している藤枝明誠を今年の新人戦静岡王者・浜松開誠館が破った。序盤、まずは浜松開誠館がそのダイナミックな攻守で攻勢に出る。「プレミアリーグは上がっても自分たちはプレーできないですけど、この開誠館というクラブの歴史を変えるというか、もう一個上の舞台に行けば注目度も変わるし、後輩たちのサッカーに懸ける想いとかも変わってくると思う。そのためにもプレミア昇格はプレゼントとして残したい」と意気込むU-18日本代表CB松原后主将、静岡県選抜の左DF袴田裕太郎(ともに3年)、そして初先発の右DF大場正輝(2年)の長身3バックに支えられたチームは、飛び出しとロングスローが光るMF平山郁居(2年)やMF橋本泰志(3年)ら中盤やDFラインの選手も前線を追い越す動きを繰り返す。そしてセカンドボールを拾って連続攻撃を展開した。

 対する藤枝明誠は清水エスパルスジュニアユース時代に日本クラブユース選手権を制し、U-15世代の「オールスター戦」メニコンカップメンバーにも選出されているMF大塚聖磨主将(3年)が大黒柱。キープ力の高さを発揮する大塚を起点に左サイドから高速クロスを上げるSB井上彬と個人技光るMF佐藤諒の2年生コンビの攻撃力を活かして攻め返した。ただ、先にスコアを動かしたのは、ややゴール前での精度こそ欠いていたものの、果敢にアタックを繰り返す浜松開誠館だった。19分にパス交換からMF加藤衛司嘉(2年)が放った決定的な左足シュートはわずかにゴール右へ外れたものの25分、MF山崎俊輝(3年)の右クロスをファーサイドで受けたMF三好遼(3年)が再びクロスを入れると、これに反応した橋本が頭で合わせて先制した。

 その後試合は攻め合いに。ビルドアップ能力高いCB加藤啓太とCB新川海里(ともに3年)を起点にボールをつなぐ藤枝明誠は30分にパス交換から左サイドを突いた井上がクロス。42分には個人技で右サイドを破った大塚のクロスにMF芳野航(3年)が飛び込む。さらに43分にはFW宮木敬理(3年)のスルーパスから佐藤が抜け出しかけるシーンもあった。一方、浜松開誠館は元清水エスパルスFWの青嶋文明監督が「(前線の選手は)自分が一発というところがあった。大きな花火を打ち上げるような感覚でやっていた。パンパンパンとロケット花火のような感覚でやらないといけない連中なので今年の子たちは。それはハーフタイムに言いました」が振り返ったように、やや一発狙いの攻撃に陥りかけていたが、後半再び仕掛けの回数を増やして相手を突き放す。

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