1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[特別インタビュー]神戸DF岩波「A代表の選手として五輪に出る」

ゲキサカ / 2014年9月4日 13時39分

――地上戦で1対1になったときには相手FWのどういう部分を見て、対応しようとしていますか。
「相手が先に動かないとDFは動けませんが、相手の動きについていこうとすると守りづらくなるので、僕は相手の動きよりもボールの動きを見て対応しようとしています。どうしても相手の方がスピードに乗っている状況が多いので、タッチミスやドリブルが大きくなったときなどを見逃さずにボールを奪おうとしていますね。1対1の対応も、J2を経験したことで成長できました。J2にも強い選手、速い選手、足下がうまい選手とタイプの違う選手がたくさんいて、さまざまなタイプの選手と対戦したことで僕自身のプレーの幅が広がったと感じます」

――DFの醍醐味を感じる瞬間を教えてください。
「サッカーにあまり詳しくない観客の方が見てもスタジアムが沸くようなプレー、空中戦で相手選手に勝ったり、チームの危機を救うシュートブロックを見せられたときですかね。僕はキックの精度も持ち味にしているし、前線に上がってシュートを打つことも得意だったので、中学や高校のときは攻撃的なポジションをやりたい気持ちもありましたが、プロになってからはそう感じなくなるくらい、DFの面白さを感じています。自分のゴールを守るという意味で、ものすごいやりがいを感じていますね」

――ただ、現在のポジションでもキックの精度は生かせていると思います。
「もちろん生かせていますが、あくまで僕はDFです。キック精度以上に無失点で試合を終える、代表クラスのFWをどれだけ抑えられるかという部分に比重を置いています。もちろんカウンターのチャンスだと感じれば、一気に前線の選手へパスを送ることもありますが、フィードは周りの選手が出せますので、無理せずに一度チームメイトに預けることを意識して、自分は守備に回ったときのことを考えるようにしています」

――今やクラブの最終ラインに欠かせない選手へと成長し、コーチングの意識も高まっているのでは?
「U-21日本代表ではコーチングも意識してやっていますが、クラブでは経験のある隣のCBの選手が指示を出してくれるので、自分は自分のプレーに集中しています。ただ監督から、『もっと声を出せ』と言われているんです。クラブでプレーしても、代表でプレーしても意識は変わらないのですが、代表に比べると声を出す回数が少ないのかもしれません」

――世代別代表の方が『俺が先頭で』という意識が強くなるのでしょうか。
「クラブでももちろんその気持ちはありますが、甘えてしまうというか…。もちろんプレーが変わることはありませんし、声を出そうともしていますが、U-17日本代表のときにキャプテンを任されていたこともあり、どちらかと言われれば、世代別代表の方がよりチームを引っ張らないといけない気持ちがあるのかもしれません」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください