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選手権東京予選組み合わせ決定直後の強豪対決、成立学園が関東一に逆転勝ち

ゲキサカ / 2014年9月3日 19時1分

選手権東京予選組み合わせ決定直後の強豪対決、成立学園が関東一に逆転勝ち

[8.31 T1リーグ第14節 関東一高 2-3 成立学園高 新小岩私学事業団総合運動場]

 8月31日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2014東京(通称「東京Tリーグ」)1部第14節の関東一高対成立学園高が行われ、成立学園が3-2で逆転勝ちした。

 前日30日に全国高校サッカー選手権東京都予選の組み合わせが決まったばかり。全国高校総体に出場した成立学園は関東大会優勝の駒場高や昨年度の選手権出場校である國學院久我山高、実践学園高、帝京高などと同じBブロックで、関東一はAブロックで総体予選優勝の駒澤大高や昨年度全国8強の修徳高、国士舘高などと優勝を争うことになった。秋・そして冬への思い新たにこの一戦に臨んだ両校の戦いは、成立学園が制した。

 前半、関東一が2点を先取する。まずは17分、MF尾山直己(3年)の縦パスでディフェンスラインと入れ替わるように飛び出したMF万代勇輝(3年)がGKに倒されてPKを獲得。これを万代がGKにコースを読まれながらも右足でねじ込んでリードを奪う。直後には右タッチライン際からダイアゴナルに走ったSB二瓶亮(2年)に万代からのスルーパスが通る。成立学園のSBにプレッシャーをかけて思うようなポゼッションをさせなかった関東一は35分、左CK後の混戦からMF鈴木隼平(2年)が頭でゴールへ沈めて2-0とした。

 関東一の小野貴裕監督は「(きょうの試合前に選手権初戦が行われる)10月に向けてという話をしました。自分の持っているものを9月中にどんどん出していかないと、10月になった時に(2回戦から登場する)シードの自分たちに対して、相手は一回気持ちを出しきって上がってくる。今は勝つことも、勝つために何をやるか、ということももちろんなんですけど、毎試合毎試合気持ちを全部出し切らせてギリギリのゲームをこなしておかないと、相手がグッとかかってくるときに喧嘩できなかったり、『こんな感じじゃなかったのに』となってしまう」。前半はその気迫が見えた関東一。だが、失点後に気持ちの面が落ちてしまうなど、精神面のタフさという点では課題の残る試合となってしまう。

 対して、全国総体の初戦敗退から自分たちのサッカーを見つめ直してきたという成立学園は2点を先行されたものの、ポゼッションスタイルの攻撃を変えないまま、前線からの守備をギアチェンジ。主将のFW上村諒斗(3年)が「以前は点取られてから引いてしまうところがあったんですけど、点取られたとしても、そこからプレッシング掛けて前から取りに行くように変えた。きょうも先に点を取られたんですけど、前半の最後の方、前からプレッシングに行って流れを変えて点も取れたんで良かった」という成立学園は積極的な守備によって自分たちで流れを引き戻すと、42分にエースMF上田悠起(3年)が鮮烈な左足ミドルを叩き込んで1点差とする。さらに45分、右サイドを駆け上がったSB吉田将也(3年)がゴールライン際から素晴らしいクロスを入れると、「相手の嫌なところへ入ることができた」という上田が頭でゴールへ叩き込んで同点に追いついた。

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