[関東1部]小口劇的V弾!4連覇の偉業達成へ、首位・専修大が後期白星発進!!
ゲキサカ / 2014年9月8日 20時1分
[9.6 関東大学リーグ1部第12節 専修大 1-0 筑波大 味フィ西]
JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ戦1部第12節が6日に行われ、4連覇を狙う首位・専修大は最下位の筑波大と対戦。後半45分に左SB小口大貴(2年=川崎F U-18)が決めた決勝点によって1-0で勝った。
前期の成績は8勝2分1敗。今や“定位置”となってきている首位で折り返した専大が、後期初戦でも白星を積み重ねた。それも大学ナンバー1アタッカー、FW仲川輝人(4年=川崎F U-18)と全日本大学選抜の正守護神、GK福島春樹(3年=静岡学園高)を欠く中で勝ち取った白星。この日不在だった源平貴久監督に代わって指揮を執った専大の岩渕弘幹コーチは「きょうは特別な一戦で、残りのリーグ戦の11分の1と据えるよりも開幕戦という大事なゲームだということで、独特の雰囲気の中でやっていかなければいけない。これまで練習試合だけで対応していたのが、いきなり公式戦になった時の緊張感だとか違うと思うんですよ。選手には初戦は多少上手くいかないことがあっても、勝負に、勝ち点3に泥臭く挑むしかないんだよと話していたけれど、アクシデントもある中で選手が良くやってくれた」と讃えていた。
全日本大学選抜の韓国遠征で右足首を負傷した福島は怪我の状態が悪く、まだ満足に動けない状況。仲川についてはチームの規律上の理由に加えて、岩渕コーチの過去の経験による「(自分のミスを試合で取り返そうとし過ぎて)往々にいいプレーができなかったり、怪我しているケースが多い」という分析、そして仲川自身が内転筋に負傷を抱えていることもあって、今回はあえてベンチから外す決断をしたという。毎試合1、2本はビッグセーブを見せてチームを救ってきた福島、そしてトラップひとつで会場を沸かせ、高速ドリブルと抜群の得点感覚でゴールをもたらす攻撃の柱・仲川の欠場はチームにとって間違いなく痛かった。岩渕コーチも「こういうゲーム(苦戦)も覚悟していた」という一戦。だが、専大は全員でこの危機を乗り越える。
筑波大が引き気味に試合に臨んできたため、専大は自分たちが予想していたよりもボールを握り、押し込む展開となった。ただ、全日本大学選抜MF北出雄星(3年=三菱養和SCユース)やMF星野有亮(4年=静岡学園高)中心にボールを動かしながらも、川崎フロンターレ内定の筑波大MF車屋紳太郎(4年=大津高)にカウンターからシュートを放たれるなど、相手の速攻に苦しみ、またミスが出て決定打を打ち込むことができない。福島に代わって先発した1年生GK蔦颯(前橋育英高)の好守もあって無失点で切り抜けたものの、前半は専大にしては少ないシュート3本で無得点に終わった。
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