柔軟性を示したU-21代表MF喜田「課題を洗い出せて良かった」
ゲキサカ / 2014年9月11日 1時22分
[9.10 トレーニングマッチ U-21日本代表0-0全日本大学選抜]
自分たちで考えて動く。手倉森誠監督がピッチ上で求める『柔軟性』を実践した選手たちがいる。その一人が後半からピッチに送り込まれたMF喜田拓也(横浜FM)だった。
右インサイドハーフとしてピッチに立った喜田は、後半立ち上がりから前線の選手とともに高い位置から激しくプレッシャーを掛けて、ボールを奪う場面を作り出した。「アップしていたのでゆっくり見れませんでしたが、前半は守備のスイッチが入っていない印象でした」とピッチ外から見た前半の印象を語ると、「だから後半は守備でも自分たちが主導権を握る感覚でプレーしました」と話している。
その言葉どおり、前線からプレッシャーを掛けたチームは相手陣内でボールを奪ってショートカウンターにつなげ、相手ゴールに迫った。「前でボールを奪えることはあったので、今後はその回数を増やしたいし、前線の何人かがスイッチを入れるだけでなく、最終ラインやGKまで全体で共有できれば、チームとしての迫力が出てくると思います」とチームとして突き詰めていけば、さらなる成長が期待できると語った。
後半の中盤に入ると左インサイドハーフのMF原川力(愛媛)が守備時にボランチの位置まで下がり、喜田は2列目の中央に構えることが増えた。「前半を見てても僕は下がらない方がいいかなと感じていたし、力くんが少し下がり目でさばいていたので、バランス的に前にいた方がいた方がいいと感じました」とポジショニングの意図を語ると、「監督の指示待ちではなく、お互いを見て考えながら少しはできたのかなと思います」と話したように、自らが考えて動く『柔軟性』をピッチ上で示し始めている。
試合はスコアレスドローに終わったが、「ボールをどこから奪いに行くか、どこでボールをつなぎ、どういう場面で速攻を仕掛けるかは実戦をこなさないと分からない部分でもあります。だから、実戦ができたのが一番です」と視線を上に向けると、「課題を洗い出せたのは良かったと思うので、その修正を重ねていけばアジア大会でも良い結果が付いてくると思っています」と成長を続けることでアジアの頂点が見えてくると力強く語った。
(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
第17回アジア競技大会特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ファジアーノ岡山 J1最多優勝を誇る鹿島と練習試合 新戦力との融合進む
KSB瀬戸内海放送 / 2025年1月27日 15時43分
-
決勝でPK敗戦は「運だったと思いたい」 元代表MFが語った裏側「どれだけ責任を感じるか」
FOOTBALL ZONE / 2025年1月26日 10時20分
-
[新人戦]「今年は全部狙うぞ」静岡学園がチャレンジし続けて3発快勝。2連覇に王手:静岡
ゲキサカ / 2025年1月25日 22時17分
-
苦境の鎌田大地「こういうサッカーは仕方ない」 恩師のスタイルがまさかの一変…それでも「いい選手に」【現地発コラム】
FOOTBALL ZONE / 2025年1月8日 20時30分
-
[MOM4989]静岡学園MF天野太陽(3年)_“チームのカギ”が勢いもたらす先制弾!!「大舞台で決められたことは自信になる」
ゲキサカ / 2025年1月7日 10時33分
ランキング
-
1【ロッテ】復帰ゲレーロは“監督直伝”フォーク「気に入った」 初ブルペンで27球 MAX167キロストレートと並び武器にできるか
日テレNEWS NNN / 2025年2月5日 7時31分
-
2球団経営権めぐる禍福…パドレスは骨肉の争いで壮絶内紛中、佐々木朗希獲得失敗の一端になったか【メジャーリーグ通信/鈴村裕輔】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
3ベッツが感銘受けた大谷翔平の“行動”「お手本のよう」 ド軍への献身…間近で見た気概
Full-Count / 2025年2月5日 14時25分
-
4巨人・田中将大の「魔改造」託された名伯楽が明言「3カ月で見通し。2ケタ勝たせるつもりで」【2025キャンプ直撃インタビュー 】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 11時11分
-
5【カーリング】女子で波乱!昨年VのSC軽井沢ク、6度Vの中部電力が1次L敗退
スポニチアネックス / 2025年2月5日 16時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください