[アジア大会]先制点を決めたアンカー遠藤が攻守に存在感
ゲキサカ / 2014年9月25日 22時27分
[9.25 アジア大会決勝T1回戦 日本4-0パレスチナ 華城]
タイミングの良い攻撃参加からショートパスでワンツーを繰り返し、最後はPA内で右足シュート。前半17分、U-21日本代表に先制点をもたらしたのは4-3-3のアンカーでプレーしたDF遠藤航(湘南)だった。
「タイミング良く上がれることができて、シュートまでいければいいなと思いながらやっていた。それができたので良かった」
FW野津田岳人とパス交換をしながらするすると上がり、中央のFW鈴木武蔵にパス。その落としを鮮やかに決めた。人数を掛けて守るパレスチナ守備陣のわずかなほころびを突いての先制点に、「みんなで立ち上がりからしっかり良い入りをしようと話していたから生まれたゴール。武蔵の落としも良かった」とご満悦だ。
守備でも、この日と同じ4-3-3のアンカーとして先発し、1-3で敗れたイラク戦の反省を生かして潰し役として機能した。
「イラク戦では、(大島)僚太と(原川)力を前でずらしながら、僕が奪えればと思っていたけど、僕もずらされて真ん中を使われたりしていた」。そのためパレスチナ戦では、遠藤自身はなるべく動かず、前の2人のポジションをずらしながら、真ん中に入ってきたところをつぶすことを心掛けたのだと言う。「そこはうまくできた」と守備でも納得の表情だ。
攻撃面では先制点のほか、後半31分にチーム3点目となるFW荒野拓馬のゴールのアシストとなるロングパスを出した。「DFの裏に付けるというところは自分の良さでもある。そこはCBよりもアンカーの方が距離も近いので自分の良さが出やすいと思う」と話すように、アンカーとしての境地を見いだした感がある。
「アンカーでもこうやって得点取れるということが自信になった。アンカーはそこまで貪欲に前に行きすぎるポジションではないが、ああやってタイミングが良くて行けると思ったら行った方がいいと思う」
所属の湘南ではJ2リーグで7得点を挙げている。J1でプレーした昨年は負傷で出場試合数が少なかったが3得点。まだ19歳だった2年前もJ2で7得点を決めてきた。攻守に存在感を見せる遠藤。彼が示すのは新しいアンカー像なのかもしれない。
(取材・文 矢内由美子)
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