[選手権予選]「チーム力ではウチの方が上」日大藤沢が田場V弾で桐光学園の4連覇阻止!:神奈川
ゲキサカ / 2014年10月14日 18時43分
[10.12 全国高校選手権神奈川県予選3回戦 桐光学園高 1-2 日大藤沢高 日大藤沢G]
第93回全国高校サッカー選手権神奈川県予選は12日、3回戦を行い、4連覇を狙う桐光学園高と7年ぶりの全国大会出場を目指す日大藤沢高が激突。日大藤沢が注目MF田場ディエゴ(3年)の決勝ゴールによって2-1で勝ち、準々決勝進出を決めた。
「日藤らしく、ポイント作って、仕掛けに人数をかけてしっかり崩す。ダイナミックに崩すということができたことが勝因だったんじゃないかなと思いますね。上じゃ通用しない選手たちかもしれないですけど、何をやったらいいか分かる選手たちが多かったので。(選手に伝えたのは)『個人力は相手の方が上だ』と、でも『チーム力ではウチの方が上だ』と。いかにチームで戦うかということを言い続けてつくってきたチーム。チーム力では負けない自信があった。それが1点目の崩しや決勝点に繋がったのかなと思います」。日大藤沢の佐藤輝勝監督は王者撃破にも冷静さを保ちながら勝因について説明した。
王者相手に自分たちのサッカーを貫いた。そしてベンチワークも含めて全員で掴んだ白星だ。桐光学園は序盤からシュートの意識が高く、遠目の位置からでもフィニッシュに持ち込んできた。5分には左中間からのFKをファーサイドで折り返し、これをMF桑原孝太郎(2年)が右足シュート。8分にもFW小川航基(2年)の落としから桑原が右足を振りぬく。だが、先制したのは立ち上がりから攻守の切り替え速く、テンションも高かった日大藤沢だった。9分、ショートパスがテンポ良く繋がり左サイドまでボールを運ぶと、スルーパスに反応したFW前田純(3年)が右足シュート。そのこぼれ球をMF今井裕太(3年)が右足で押し込んだ。
ただ王者は動じない。12分、MF安田光希(2年)の左FKをファーサイドのCB井上瑠寧(3年)が頭で折り返すと、左サイドで詰めた小川が左足でゴールへ押し込んだ。あっという間の同点劇。ボールを奪ってから連動したパスワークで前線まで運んでくる桐光学園は、多少アバウトなボールを前線に入れても小川やFW佐藤孝太(3年)が高さ、キープ力を活かして連続攻撃に繋げてしまう。そして右サイドからSB池田友樹(3年)が長い距離を駆け上がってくるなどサイドからの分厚いサポートもあった。28分にはスルーパスで桑原が左サイドを突くと、PAへ入れたラストパスに小川が飛び込み、前半アディショナルタイムには小川の右足FKがゴールを襲うなど、精度と高さで相手に圧力をかけていく。
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