[選手権予選]10年度全国準Vの久御山、巧みなテクニックなど「らしさ』発揮して6発勝利:京都
ゲキサカ / 2014年10月15日 10時42分
[10.11 全国高校選手権京都府予選3回戦 久御山高 6-0 亀岡高 久御山高G]
11日、第93回全国高校選手権京都府予選は3回戦を行い、10年度全国準優勝の久御山高と亀岡高が対戦。6-0で久御山高が大勝し、4年ぶりの全国大会出場へ向けて幸先の良いスタートを切った。
主将のMF大村英梨也(3年)が「選手権の初戦という事で緊張した部分があった」と振り返ったように、立ち上がりから硬さが見られた久御山は中盤を自在に動く大村、MF山本蓮(2年)を起点にボールを動かし、相手を押し込んだが、ゴール前を固める亀岡に苦しみ、効果的な崩しが出来ず。対する亀岡はボールを奪うと素早く前線に展開。そして1トップの主将、FW谷上蓮次郎(3年)の突破からチャンスを伺ったが、攻め手が足りず、ゴールまで持ち込めない。
もどかしい時間が続いた久御山だったが、「自信があったので焦りはなかった」(山本)との言葉通り、久御山らしい巧みなテクニックを活かした崩しが徐々に機能し始めると、前半25分には後方からのパスを相手DFの間に飛び出して受けたFW四方健介(3年)が冷静にループシュートを決めて先制に成功。この1点でリズムを掴んだ久御山は33分にもPA右へ抜け出したFW和田幸之佑(2年)が加点し、2-0で前半を終えた。
後半に入ってからも、勢いに乗った久御山ペースで試合が進み、後半17分に中央を持ち上がった大村のループパスが相手のハンドを誘い、PKを獲得。これをDF横畑慶太(3年)が冷静に決めてリードを広げると、24分にはボランチの位置から上がった途中出場のMF中務恭輔(3年)がミドルシュートを叩き込んだ。以降は5人の選手を入れ替えながら相手を押し込み、28分にゴール前の混戦から和田が5点目を獲得すると、35分には山本のパスを受けたMF八田陸斗(2年)が加点した。
終わってみれば6-0の大差で試合を終えた久御山は「一戦一戦、少しでも上手くなるように強くなるように。選手たちが伸びていけるように頑張りたい」(松本悟監督)と一戦必勝で全国行きを誓った。
[写真]久御山の和田は2ゴールを挙げた
(取材・文 森田将義)
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