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[国体少年男子]宮城県が北海道下し、U-16移行後の大会初勝利!!

ゲキサカ / 2014年10月19日 3時35分

[国体少年男子]宮城県が北海道下し、U-16移行後の大会初勝利!!

[10.18 国体少年男子2回戦 北海道 0-1 宮城県 長崎県立百花台公園サッカー場(人工芝)]

 第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体2014」サッカー競技少年男子2回戦が18日に行われ、北海道と宮城県との一戦はFW櫻井敬正(仙台育英高2年)の決勝ゴールによって宮城が1-0で勝った。宮城は19日の準々決勝で新潟県と戦う。

 宮城にとっては06年に国体少年男子がU-18からU-16大会へ移行されてから初となる白星。この試合へ向けて「『みんなで戦おう』『ミスはみんなで助け合えるし、一つひとつのプレーごまかさずやろう』」というメッセージを出して選手たちを送り出したという村岡正良監督(仙台三高)は試合後、「良く守ったなと思います。相手のチャンスもありましたけれど、良く体張って守って、最後まで良く寄せていたからシュートが枠外れたりしていた。(ミスが出ても他の選手がカバーしたり)凄く上手い選手はいないですけど、そういうところで良くやったと思う」と選手たちを讃えていた。

 そしてチームはこの勝利を素直に喜んだ。村岡監督は「自分のチームでもやるんですけど、『まだ戦いがある』というよりも『喜ぼうよ』っていうことの方がいいかなと。(『次があるから』では)優勝しないと喜べないですから、ひとつ勝ったらまず喜ぼうと。そして明日になって試合前にまた集中すればいい。予選も勝ったら、『オマエたちまだ通過点だろ』という監督さんとかもいるじゃないですか。でも『喜ぼうよ』、『勝ったじゃないか』という方が好きなので(夜のミーティングでも選手たちには)そういう話をしようかなと思います」。まず目の前の試合に集中して勝てば全員で喜び合う。CB樫崎桂太主将(仙台ユース、1年)が「(目標は)まず一個一個の試合を大切にするというところ。元気は全国でも屈指なので」というチームは目の前の試合に集中して、勝ち切って準々決勝進出を全員で喜んだ。

 北海道の先発メンバーはコンサドーレ札幌U-18が9人、北海道大谷室蘭高が2人という構成。一方の宮城はベガルタ仙台ユースが6人、仙台育英高が5人という先発メンバーで“北の生き残り合戦”に臨んだ。前半は明らかに硬さのあった宮城を北海道が押し込む展開。北海道はトップ下に位置するAFC U-16選手権日本代表MF菅大輝(札幌U-18、1年)が展開、鋭いミドルシュートで存在感を放つ。10分、15分と菅のミドルシュートがゴールを襲うと、20分には緩急をつけたドリブルで左サイドを破ったFW徳田勘太(札幌U-18、1年)のラストパスをMF藤村怜(札幌U-15、中学3年)が合わせる。そして32分には左クロスを菅が頭でスルーパス。これで徳田が抜け出したが右足シュートはゴールを捉えなかった。

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