[選手権予選]「全国9地域の注目校・選手vol.8」_流通経済大柏高(千葉)
ゲキサカ / 2014年10月25日 2時18分
特集企画[選手権予選]「全国9地域の注目校・選手」
ゲキサカでは「選手権予選 全国9地域の注目校・選手」と題し、佳境に突入している全国高校選手権予選から各地域の注目校や注目選手を紹介。ユース年代を主に取材するライター陣に北海道、東北、関東など各地域から、選手権予選へ臨む注目校や注目選手を紹介してもらいます。第8回は4年ぶりの全国高校選手権出場、そして高校日本一を目指す名門、流通経済大柏高(千葉)です。
高体連の雄が、ついに目覚めようとしている。昨季、高校勢で初のプレミアリーグチャンピオンシップ制覇を果たした流通経済大柏が、いよいよ選手権モードに突入した。能力の高い選手でもトップチームに残ることが難しいほど分厚い選手層を誇るため、流経大柏は毎年、直前までメンバー選考が行われる。半年ほど公式戦を戦った後での入れ替えは勇気を要するはずだが、「人生、鼻の差」という言葉を用いる本田裕一郎監督に限っては、大幅な入れ替えさえ躊躇しない。今季は、ここまで思うような成績を残せておらず、選手権初戦を前にして大幅なテコ入れが行われた。
元々、今季も個々のレベルは高く、全国トップクラスのポテンシャルは備えていた。しかし、勝っても負けても派手なスコアが多く、成績が安定していない傾向があった。たとえば、自分たちよりも強いと言われる相手に立ち向かって一丸になったときは、しっかりと強さを発揮している。プレミアリーグでは、首位の柏U-18に2勝、2位の清水ユースに1勝1分と分の良い成績を収めている。これだけでも、実力は証明されていると言って良い。しかし、一方で全国高校総体予選では習志野に足をすくわれて全国大会連続出場が11でストップ。プレミアリーグでも勝利は続かずに成績が落ち込み、現在は7位と残留争いに片足を突っ込んでいる。
土台が揺らいで持ち味を発揮し切れない悩みから脱却するため、本田監督は改革を断行した。最も大きな変化は、DF小川諒也のコンバートだ。複数のプロクラブが獲得に乗り出している長身の高速レフティーは、昨季は左DFで、今季はCBで出場していたが、今夏の終わりからFWで起用されている。また、これまで技巧派MF相澤祥太が起用されていたボランチには浅沼拓巳、澤田篤樹が台頭。CBは、春先に候補とされていながら定着できなかった広滝直矢、山田健人のコンビが復活した。最終ラインを中心に献身性の高いメンバー構成となり、攻撃のクオリティーよりも守備の安定性を重視したと言えそうだ。
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