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[選手権予選]悪条件でも変わらぬドリブルスタイルと3発坂本の決定力、聖和学園が全国へ前進:宮城

ゲキサカ / 2014年10月28日 21時41分

 そして聖和学園は18分、じわりじわりとゴールへ近づくと二ツ矢からのパスを受けた坂本が、DFの股間を射抜く技ありの左足シュートを決めて勝ち越した。この後、交代出場のFW谷田光(2年)らもドリブルで魅せる聖和学園は、33分に圧巻の得点力を示す坂本が再びDFの股間を射抜く左足シュートを決めてハットトリック達成。反撃する東北学院もPAまではボールを運んだが、冷静なGK中島尚人(3年)の守る聖和学園ゴールを破ることができなかった。

「記憶に残るサッカー」を掲げる聖和学園。3年前の全国選手権初出場時も話題になったが、そのサッカーは明らかに異質だ。日々のトレーニングからシザース、ルーレット、エラシコ、逆エラシコ・・・豊富なドリブルメニューでタッチライン間を往復し、1対1などの対人に取り組み、リフティングにもとにかく時間をかけて行う。加見監督も「コイツらやるな、と感じさせますよ」と評する個々の足技に加えて坂本の決定力、佐々木を中心にチームとしてのまとまりもある今年は全国でインパクトを残す可能性も十分にある。

 総体予選では勝負にこだわり過ぎたところもあって決勝で敗退。二ツ矢は「今回はあまり応援とか気にせずに楽しんでやろうと言っていた」という。トーナメント戦の重圧を感じすぎることなく、楽しんでプレーしていることで、それが内容、結果にも結び付いていると考えている。そして二ツ矢は「全国出れば、自分らはもっとやれると思う。1試合1試合がっつりやっていくだけ。チームでも挑戦と言って1試合1試合、どんな相手でも1本1本しっかりとやろうと言っている」。相手関係なく、自分たちのサッカーにこだわって結果も残すつもりだ。今後はより相手のレベルが上がり、警戒して守りを固めてくる中、その守備網を突破して勝ち上がることができるか。特長的なサッカーを表現しているからこその難しさがあるが、佐々木は「全国の舞台でこのサッカーを見せたいと言うのがみんなの意見ですし、まずその権利を取らないとそこへいけない。最後は絶対に(決勝会場の)ユアスタで自分たちが魅せて勝つ」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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